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積極的分離の絶望的な苦しみを乗り越える為にはどうしたら良いですか?

こんにちは~ 今回はフォロワーさんからタイトルの質問が寄せられたので、回答内容を記事にしてみたいと思います。質問者様は比較的若い方のようですので、今回の記事は若いギフテッド向けの記事になります。


『絶望的な苦しみ』の大部分は自分が自分を責めることで生み出されている

ことにまず気がつくことがまず大事です

たとえばの話ですが

大災害などをきっかけに
自分の命が有限であることに気付き
命を失ってしまった人に対して責任を感じ

自分の生きる意味を考えることに囚われたり
社会に対して何もできない無力な自分を
責めて苦しんだりする人がいます

これがドンブロフスキが提唱する
積極的分離のレベル2突入の一例になります

そして社会課題を解決しようとせずに
思考を放棄して生きる人たちを
許せなくなってしまうこともあります

ですが
この苦しみの源泉は
自分が自分を受け入れていないこと

です

完璧主義・過度な内省気質により
ありのままの自分を否定してしまっている
のです

自分の至らない点に気付くことは
成長へ繋がることにもなりますから
あながち短所とも言えないのですが

この性質を長所に変えていくためには
ありのままの自分を受け入れることが
必要です

苦しみから抜けるには

自分を肯定できるようになる必要がある

のです

自分を受け入れていないから
他者を受け入れることもできなくなり

当然
人から受け入れられることも減り
孤独に苦しむことになります

僕自身がそうだったのですが
難関大合格などの
何かしらの実績にすがって
自分を肯定しようとしたり

過去の実績をひけらかして
マウントを取るようになってしまうと
より孤立してしまうことになります

一般的なギフテッド支援においては
この状態に孤立させないことが大事になってきますが

孤立し 孤独を深める状態になった人を

立ち直らせられるのは同じ苦しみを乗り越えた人

になってきます

苦しみの源泉は
自分を苦しめる思考 すなわち
自分に呪いをかけているからであることを見抜き

認知の歪みを正す
といえば言い方がきついですが
心が楽になる受け止め方を伝えていける人から

適切なフィードバックをもらうことで
呪いを解いていくことができます

そうした人に出会える確率は
なかなか低いものですが
noteギフテッド界隈には
頼りになる先輩たちが増えてきています

実は最初からこうだったのではなくて
ギフテッド同士が互いに交流を重ねることで

積極的分離に対する考察が深まり
孤独に苦しんでいた状態から
抜け出した人が増えていっているのです

ただ 先輩たちがもどかしく感じていることは
本当に助けが必要な状態の人には
僕らの言葉が届かない
 ということです

助けが必要な人に助言をすると
反発されて逆方向へ進むリスクが非常に高いのです

僕らにできることは
信じて見守ること
『届け!』と願いながら記事を書くことだけですね

今回 質問をくださった方は
勇気ある一歩を踏み出したのだと思います

苦しみから抜け出す きっかけにしてほしいですね

そして 結論として
積極的分離の苦しみを抜けるためには

人から受け入れられる人間になることが必要

だと僕は考えています

そのスイッチは『自分を肯定する』ことです
認知の歪みを正していく自分を責める思考から解放される
生きるのが楽になっていきます

そのためには自分の内面に向いている意識を
他者に向けていくことも大事です

エゴグラム・エニアグラム・MBTIなどの
性格診断について学び
他の人がどのような思考パターンで動いているのか
を知っていくと認知の歪みを正す
(というか多様な認知があることを知る)
ことに繋がっていきます

そして

自分も間違っていないし
他者も間違っていない

そう思えるようになると
コミュニケーションが
相互尊重的アサーティブになっていき
対人関係の苦しみが改善されていきます

苦しみを抜けた人たちは
『地獄の苦しみが嘘だったかのように
 突然生きるのが楽になる』

と揃って口にします

今は苦しいかもしれませんが
トンネルを抜ける日はきますから
諦めずに生き抜いて欲しいですね

最後に

僕が記事を書くのは
数学の問題を解く感覚と少し似ています

いただいた質問に対する回答を
言語化できるとスッキリするので
『出題』してみてください

質問者様の書いている記事を読んだ上で
抱えてる課題に対する答えを
伝わる言葉で綴りたいと思います

皆さまの質問が
他の誰かの助けになることもあるでしょう
皆で前へ進んでいきましょう

今回はここまで
ではまた!

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St.M
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