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ギフテッドが苦しむ理由とその乗り越え方②~強すぎる正義感~

こんにちは~ 200記事到達記念記事シリーズの第2弾になります。ギフテッドが苦しむ理由その2は『正義感が強過ぎる』ことです。グレタ・トゥーンベリさんを例に挙げて説明してみたいと思います。前回記事はコチラ


グレタ・トゥーンベリさんの国連スピーチ

グレタ・トゥーンベリさんは
国連の温暖化対策サミットで演説されました

自分達若者世代の将来を考えずに
経済重視で温室効果ガス排出をやめない
大人世代を叱責する内容でした

彼女の演説は賞賛されもしましたが
「生意気」と言われアンチも生みました

16歳ですでに
地球環境への危機意識を持ち
実際に行動に移したことは凄いことです

彼女は自閉症スペクトラムと言われていますが
行動がかなりギフテッド的です

ギフテッドが正義感が強くなってしまう理由

ギフテッドは
人のネガティブな感情を
増幅して受け取ります

人が傷つくと自分がそれ以上に傷つくため
倫理観に縛られた奴隷のような状態になります

グレタ・トゥーンベリさんは
人だけでなく地球上の生命の痛みを
自分ごとのように受け止めてしまい
環境活動家になっているのです

状況を是正しようという強い正義感から
大人たちを叱責する演説をしたのですが
反発も受けてしまいました

このような正義感の暴走から
孤立してしまうことが
ギフテッドには起こりえます

ギフテッドといえども子供の視野は狭い

ギフテッドは貪欲に知識を吸収しますが
社会は教科書通り
理論通りには変えられないことに
気づいていないことがあります

こうあるべきと理想論を掲げても
それを実現するためには
多くの人の同意形成が必要です

都市計画を例に挙げると
何もない田舎に計画的に都市を作るのと
大都市を組み替えるのとでは
難易度は全然違いますよね

大きな道路を作って
渋滞を緩和すべきだと叫んでも

多くの人が立ち退きを受け入れないと
実現することはできませんから

立ち退きしない人できない人に
理想論を振りかざしてもうまくいきません

相手の立場を尊重できるようになるためには
多くの人と交流し
多様な価値観に触れることが必要ですが

青年期に正義感を振りかざすことで
孤独になってしまうと
それができなくなってしまいます

そして
周囲の協力が得られないがために
理想を実現する能力が自分にはないという
挫折に打ちひしがれると

積極的分離(人格崩壊)を起こす

ことになります

北風と太陽で言うところの
北風として生きてきたのに
真逆の太陽にならなければならないと
突き付けられるのです

まさしく『ふりだしに戻る』状態です

これまでの自分を完全否定して
ゼロから自分を再構成することを迫られます

正義感の強さで苦しんでいる人に伝えたいこと

『○○すべき』
『○○であらねばならない』という考えは

人を苦しめる考え方です
そして何よりも自分自身を苦しめます

以下の記事に書いているのですが

全ての選択肢には
メリット・デメリットがあり
どんな場面でも
絶対的に正解になる選択肢はありません
ですから『どちらでもいい』のだけど
自分はどちらを選びたいか?
周囲がどちらを選びたいか?
を尊重することが大事です
(中略)
中庸というのは『真ん中を選ぶ』というよりも
自分の考えを柔軟に変えていけるように
準備を整えているような状態ですね
こうあらねばならないと
自分や誰かを追い込むのではなくて
どちらでもいいと
自分も他者も尊重していけること
中庸を目指しているうちに
きっと心が軽くなっていくと思います

上記記事

正義感の強さが自分を苦しめ
自分の心を縛っていることに気づき
自分の心の声に耳を傾けましょう

自分の心の声をかなえてあげると
自己肯定感も育っていきます

まとめ

ギフテッドは青年期に
正義感が暴走した結果
孤立を招いてしまい

多様な価値観に触れられなくなり
さらに孤立を深めることがあります

○○するべきという思考を捨て
自分や周囲がどうしたいかを
尊重できるようになれば
心が楽になっていきますよ

今回はここまで!
次回に続きます
ではまた!

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