自分と同じように人も考えると思わないで!~若いHSP・ギフテッドへ~
HSPやギフテッドには、共感能力が高い、内省気質が強い、利他精神が強い、人を傷つけることができないタイプが比較的多くいらっしゃいます。人生経験が乏しい若い時には、「他の人も自分と同じように考え、感じる」と考えて行動してしまい、結果的に精神的にツラい状況に追い込まれ、孤独を選んだり、ひきこもりなどでドロップアウトしてしまうことがあります。そうなってしまうと自分の苦しみが発生する原因が分からないままになってしまい、苦しみが長く続きます。本記事ではツラさを抱えたドロップアウト気味のHSP・ギフテッドに向けて、心が楽になるような受け止め方を書いていきたいと思います。
共感能力と利他精神の強さは比例する
前回記事でも書いたように
共感能力が高すぎると
周囲の人が傷つかないように
行動しようとしてしまいます
(人が傷つくと自分が傷つくから)
他の人に不利益を与えると自分が傷つくため
「利他」を選ばざるを得ない
という感覚があります
ですが若いHSP・ギフテッドは
自分と同じように他の人も感じていると
勘違いしてしまっていることがあります
まず
利他的(利己的)の許容ライン
は人によって違うのです
レベル1:自分「+1」他者「-2」合計マイナス
レベル2:自分「+2」他者「-1」合計プラス
レベル3:自分も他者もプラス 合計プラス
レベル4:自分「ー1」他者「+2」合計プラス
レベル5:自分「-2」他者「+1」合計マイナス
健全なラインはレベル3近辺
すなわち
『トータルでプラスならO.K.
相手にマイナスを与えている時は
感謝の言葉を伝える』
ことだと思いますが
利他精神が強すぎると
レベル5を許容してしまうことで
ひたすら搾取され続けて
しんどくなってしまったりします
人生経験が少ない若い時には
『自分がマイナスになることを許さず
レベル1を迷いなく選べる利己的なタイプの人』
や
『自分がマイナスでもいいから
相手にマイナスを与えたいという
スパイト行動を取る人』
がいることを想定できていなかったりします
(だってどう考えても自分にはできないから)
若いHSP・ギフテッドの人には
こうした非合理的な人間がいることを
理解し自分の身を守ることを
まず覚えて欲しいです
そして
もう一つ覚えて欲しいことがあります
それは
攻撃的な人が現れた場合に過度に内省(自分の悪い点を探す)しないこと
です
自分だったらよっぽどのことがないと
他者を批判攻撃できないがゆえに
他者を批判攻撃するハードルが低い人が
いることが想定できておらず
重く受け止めてしまいがちです
「内省気質」が強いと
「攻撃的な人」が現れると
しんどいですよね
ですが社会に出て
いろいろな人と出会っていくと
攻撃してくる人の方が病んでいる
ということが見えてきます
イジメなどを受けて
ドロップアウトしているような人には
このことに気付いてほしいです
マウンティングをしてくるような人には
『負けていることを自覚しているから
貶めようと必死なんやろうな~』
と考えるようにしたらいいですし
人生うまく行っている人
自信がある人は
人を批判したり
貶めたりする必要がありませんよね
ですから
攻撃者が現れた場合は
内省(自分の悪い点を探す)ではなく
『相手を心配する』が正解だと思います
『自分の問題ではなく 相手の問題である』
と考えるようにしてくださいね
過度な内省・自分を責めることはやめましょう
もしかしたらイジメの傷は
社会に出て多くの人と交流すれば
癒していけるかもしれませんので
ドロップアウト気味の人には
勇気を持って社会に出ていってほしいな~
と思います
まとめ
①他の人も自分と同じように世界を見ているとは
思わないこと
②人から搾取することを
ためらわない人がいることに気付き
身を守ること
③攻撃者の言葉は受け止め過ぎないこと
ですね
今回はここまで!
ありがとうございました
ではまた!