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第101回箱根駅伝 勝手に見どころ紹介
年末が近づいてくると
そろそろあれがやってくるんだなと思う。
そう箱根駅伝
箱根駅伝に憧れた中高の時から
もうずいぶん年が経つのに
未だに毎年楽しみに観ていて
各大学の戦力や注目選手など
可能な限り毎年チェックするほど好きだ。
なので、今回の箱根駅伝の見どころや
注目選手などを勝手に紹介していこうかと。
優勝候補は?
今回の箱根駅伝の優勝候補は
ネット記事などにもあがっているが
波乱や下克上のようなことが起こらない限り
國學院大學、青山学院大学、駒澤大学の
三つ巴の争いと予想している。
特に、國學院大學は、今年の秋の
出雲、全日本大学駅伝で優勝を果たし
今、最もノリに乗っている大学だ。
勢いそのままに、箱根駅伝も制覇し
大学史上初の三冠を手にしてもおかしくない。
平林清澄というエース選手の存在も大きいが
それ以上にチーム全体の選手層が尋常じゃなく厚い。
他大学の戦力が落ちそうな駅伝区間も
主力級の選手を置けるくらい充実しているので
他大学からすれば勘弁してくれって感じ。
唯一、懸念材料があるとすれば
5区、6区の山区間をきちんと走れるかどうか。
この辺りは、青山学院、駒澤の方に
分があるのかなって印象だけど、はてさて本番どうなるか。
國學院大學の監督は
後半勝負を睨んでる節のコメントもあったので
多少山で遅れてもそれ以外の区間で
カバーできるという読みなのかもしれない。
一方、選手層という意味では
青山学院大学も負けていない。
特に今年は、厚い選手層に加えて
鶴川正也、太田蒼生、黒田朝日という
大エースクラスの選手を
3人要しているのが最大の強みだと思う。
しかも3人とも大事な試合で外さない安定感もある。
鶴川選手は、まだ箱根出走の経験はないが
今年出場したレースでは、日本人選手に負けなし
太田、黒田の2選手は、今年の箱根で
衝撃を受けるほどの爆走をしたのも
ファンの記憶にはまだ新しい。
かつ山区間も区間上位か区間賞レベルで
走るだろうという選手が控えているのも
大きな安心材料だと思う。
昨日の区間エントリー発表では
3区鶴川選手だったので、そこはほぼ確定として
当日区間変更で2区黒田選手、4区太田選手を
起用してくるのではないかと予想しているが
原監督の采配やいかに。
下手すると往路で圧勝する可能性もあり
復路はピクニックランもあると
原監督が示唆してた気がするので
優勝に向けて準備が整っている印象を受ける。
最後に駒澤大学についてだが
今年の駒澤は、戦力の充実していた4年生の
穴を埋めるのに時間がかかり
夏ごろまでは、他大学に遅れを取っていたイメージだったが
秋の駅伝シーズンは
それを払拭するかのように
出雲、全日本大学駅伝と2位に食い込んだのはさすがとしか言いようがない。
特に、全日本大学駅伝では
アンカーに渡った時点で
先頭と2分40秒くらい差があったのに
ゴール時に先頭と30秒程まで縮めたのだから
これには、驚き桃の木山椒の木って感じだった。
しかも、駒澤大学には
室内5000メートル日本記録保持者の
佐藤圭汰という選手がいるのだが
佐藤選手は怪我の影響で
出雲、全日本と欠場しており
その中で両大会とも2位という成績は
非常に価値の高い結果とも言える。
駒澤大学の監督は
「佐藤はどこかの区間で走る」と明言しており
彼がどの区間を走るのか非常に楽しみだ。
おそらく往路の3区辺りを走るのではないかと
予想している。
もう一つのプラス材料としては
下級生の成長も非常に大きい。
11月に箱根駅伝の選手選考も兼ねた
上尾シティハーフマラソンでは
多くの選手が軒並み自己ベストを大幅更新し
ハーフマラソンの10人平均タイムは
箱根駅伝に出場する大学の中でもトップの成績。
箱根駅伝は、1区間20キロ以上あるので
ハーフマラソンの平均タイムが
トップであることは
箱根を走るうえでも大きな強みになるので
他校にとっても大きな脅威である。
強いて駒澤大学の懸念事項を挙げるとすれば
上記の2校に比べると選手層がやや薄いのと
箱根経験者がやや少ないかなという点。
本番どうなるかふたを開けてみないと分からない部分が多いので、そこの不安は多少なりあると思っている。
まずは、往路区間にエントリーされている
1区の帰山選手(3年)、4区の桑田選手(1年)が
國學院、青山学院と
互角に渡り合えることができれば
往路優勝さらには総合優勝も見えてくると思う。
個人的箱根駅伝注目選手
ここからは、個人的に注目している選手を3名ご紹介。
平林清澄(國學院大學・4年)
まずは、國學院大學のエース平林清澄選手。
今年の2月にフルマラソンで
2時間6分18秒の学生歴代最高タイム
初マラソン日本最高記録ならびに
日本歴代7位(当時)の記録を叩き出した怪物。
その実力は、学生レベルというより
日本代表レベルと言ってもいい。
当初の区間予想では
5区の山上りを仄めかす感じもみられたが
昨日の区間発表では、2区にエントリー。
「エースは、エース区間を走る」
という駅伝のセオリーに則った采配で
最後の箱根で、彼がどんな走りを魅せるのか
わくわくしている。
高校時代から負けん気の強い走りが
魅力的なのでそういったところにも注目してほしい。
吉田響(創価大学・4年)
続いては、創価大学のエース吉田響選手。
彼は、静岡の御殿場出身なので
静岡在住経験のある身からすると
応援したくなる選手の一人。
彼も平林選手同様、レース時の
負けん気の強さと積極性がピカイチ。
彼が東海大静岡翔洋高校1年生のときの
レースを見たのが初めてだったけど
前半から上級生や格上の選手相手に
一歩も先頭を譲らず引っ張り続ける姿勢に
この子すげぇなと思ったのを今でも鮮明に覚えている。
まだどの区間を走るかは分からないが
昔から5区で山の神になりたいと発言しているので、おそらく今回も5区を走るのではないかと思われる。
なお、今回の箱根駅伝5区は
史上最高レベルの争いになるのではないかと
言われているので、その点にも注目してほしい。
個人的には、駒澤、青山学院、創価、城西大学辺りが、区間賞争いを繰り広げるのではないかと予想。
もう一つ余談にはなるけど
創価大学の登録メンバーは、響選手以外にも
エースをはれるような選手が結構な数いて
3強の牙城を崩す可能性があるとすれば
創価大学が筆頭候補だろうなという印象。
それくらいメンバーも充実している。
吉井駿恭(中央大学・3年)
最後は、中央大学のエース吉井駿恭選手。
彼は、愛知県の田原東部出身で
高校は駅伝の名門仙台育英高校で活躍。
中学時代から世代トップを走る選手の1人。
中央大学入学後も
5千メートル、1万メートルなどの
トラック競技はもちろん
駅伝でもほとんど外さないマルチな活躍を見せている。
秋の駅伝シーズンは
本調子じゃない印象を受けたが
それでも箱根に向けては気合十分だろう。
彼もどの区間を走るか決まっていないが
往路の1区や4区といった主要区間を走るのではないかと予想。
個人的には、彼が1区を走ればハイペースになる
可能性が高いので、スローな展開を望む
他校の選手や監督にとっては嫌だろうなと思う。
余談で中央大学についても補足をいれると
正直、優勝争い候補と言われてもいいくらい
戦力は充実している。
なんたって1万メートルの
上位10人の平均タイムは
出場校中トップのタイムだし
一流の証ともされる1万メートル27分台が
3人もいるのは中央と青山学院くらいなので
普通に考えて優勝争いしてもおかしくないレベル。
だからこそ、秋の駅伝は何があったの!?と
思ってしまう結果だったのだが
箱根では、汚名返上となる活躍を魅せるか
注目したい大学の一つだ。
おわりに
思ったより記事が長くなってしまい
少々語りすぎた。
ただ、多少情報のあった方が
駅伝をより楽しく観れるかなと思い
何かしらの参考になれば嬉しいです。
正月は初詣やどこかへ旅行も良いですが
おうちでまったり箱根タイムもいかがでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、またね。
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