幽霊保育士に届いた手紙
朝の悲しい出来事で心を痛め
そういえばと
朝ゆっくり読もうと思っていた手紙を読みました✉️
私が休み始めてから
毎朝大泣きをするという男の子。
困り果てたママが
ありとあらゆる手段を使って私と繋がり
手紙を届けてくれた🥲
※便利な時代に感謝
妖怪が大好きな男の子。
私も大好きだから仲良しで
この子はいつも私の顔色をよく見ていた。
私がプンプン怒っていると
ぼくのことおこってる?と聞きにくる。
ちがうお友だちのことを怒ってる!
そう伝えると安心した顔で遊び始める。
とても優しい子。
だから周りをすごく気にしている。
泣いている子には真っ先に
ティッシュを差し出してくれる。
だからこの子が泣いていると
みんなこぞってティッシュを渡しにくる。
いつものお返しがしたいのだろう…
大人的にはティッシュもったいないから
もういらないよ!って感じですが
子どもにもったいない精神はないから……
私はありがとう!
でももうふく涙がみんなのおかげで止まったみたい!
そう伝えると安心して、ティッシュはもう使わない。
余ったティッシュは私が水道周りの水滴を拭いて捨てる。
だから、何も無駄にならない。
むしろみーんな良い気分✨
登園時泣いてしまう子には
泣いていいよ!
でも、何が悲しいか教えて!と聞いてみる。
話せる子は話してくれる。
ママと一緒にいたかった!
これがたいていの理由。
わかるよ!わかる!
ママもあなたと一緒にいたい!
でもね、ママにはお仕事がある!
お仕事に行って静かにしていないといけないのと、保育園でお友だちと楽しく遊ぶのどっちがいい??
そう聞くとたいていの子は
保育園であそぶ…と小声で呟く。
まだ涙がとまらなくても、
えらかったね!と伝えると
自分のタイミングで涙を止めて遊び始める。
毎朝毎朝泣いているのに
なぜその理由をそこにいる先生は聞いてあげないのだろう…
手紙にはママの字で男の子の気持ちが書いてあった。
ないてもいいよ。
あいたいよ。
はやくきてください。
私が伝え続けた言葉がこんな形で返ってきた。
我慢しないでたくさんたくさん泣いた。
これは嬉しい涙。
止める必要はない。
あいみょんの歌に
眠い時はすぐ寝るのに
泣きたい時はなぜ我慢するの?
という歌詞がある。
大人は涙を嫌う。
めんどくさがる。
でも、涙を流すほど伝えたいことがある。
私が保育園に行けなくなった日。
私は子どもの前で必死で涙をこらえて
信頼できる大人の前でだけ泣いた。
涙を嫌う大人の前では泣けなかった。
だから、苦しかった。
反対だったのかもしれない。
私は子どもの前でこそ泣くべきだった。
私の1番の理解者は子ども達だった。
たった1枚の絵でそれを思い知らせる子ども。
なかなかやるな…
私はこの絵をこんなふうに解釈した。
妖怪好きの男の子だから
私が笑っている絵の隣に私の骨を
その隣には私のゾンビを描いてた。
私の頭の上には大親友の男の子の髪の毛を乗せてくれてた。
その周りにあるのは、その子が大好きな車。
アイスにコップ。
私が笑っていても
骨になっても、ゾンビになっても
そこにいてくれていればいいよ!
泣いたっていいんだよって
そんなことを伝えてくれたんだと思う。
保育園の中にいる大人にはこんなに泣いて
訴えても伝わらないから
ゾンビになってでも会いに来て!
そんなメッセージと受け止めました。
解釈は自由。
でも私はその子の一番の理解者だから、
きっと間違っていないと思う。
私はその子の中で
本当の幽霊になっていたみたい。
幽霊じゃなくて、私に会いたいと毎朝泣いている。
一番近くの大切な笑顔を守れずに
世界中の子ども達の笑顔を望むなんて間違っていた。
悲しい出来事に心を痛めた朝に
光より速く私の心に届いたのはその子の涙の訴え。
愛のスピードは本当に速い。
運命って本当にあると思うのは
今日が月に一度の受診の日。
担当医師としっかり話してこようと思う。
私が私らしく働ける
そんな働き方があるといいなと思う🌈✨
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