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1年で管理職を降りた理由

お世話になっております。スエヒロです。
35歳で転職して、人生初の営業職へチャレンジし、2年半で管理職へ昇格しました。

昇格してからは営業所の所長として、部下を持ち奮闘してきました。
所長しながら営業としても活動する必要があり、ほぼ毎日早出と残業をしながら過ごす日々。
それでも週末と祝日はしっかり休んで家族と過ごしていたので大丈夫だと思い込んでいました。

異変に気づいたのは管理職になって9ヶ月程たった頃。
いつものように残業して家へ向かっていた所、何故か間違えて前に住んでいたマンションへ向かっていました。
車を停めた所で気づき、妻へ連絡。
「働き過ぎだよ。どうかしてる」
妻は心配してくれました。
転職前、製造業で働いていた時はもっと遅くまで働いていましたが、その時よりも疲れた顔をしていたようです。

そこから3ヶ月、本当にこのままで良いのか自問自答しながらも忙しい日々を過ごしていく中、会社に異変がおきました。 
若手社員の退職です。
社員からの不満はもちろん知ってました。
しかし、1ヶ月の内に5人も退職するとは想像もできず、ショックを受けました。

今の会社の体制は管理職を目指す事が前提でキャリアの道ができています。
しかし、それを希望していない社員も多くいます。
今の制度では管理職を目指さない人は昇給が止まる仕組みとなっており、不満が出て当然です。
私もこの現状に黙っている事はできず、上層部に相談し、結果として管理職をおりました。

わずか1年での決断に周囲からは心配されましたが、自分の意志でおりたと説明し、家族の理解も得て今に至ります。
営業職に戻った事で給与は下がりましたが、早出や残業の時間が減って気持ちが安定し、結果を出した事で昇給して管理職だった頃と同程度の年収に戻りつつあります。
そして、今回の私の決断と退職者が増えた結果から、管理職だけでなく新たにスペシャリストの道を作っていただける事になりました。

自分の異変に早く気づき、家族の理解もあって良い決断ができたように思います。
なぁなぁで流されてしまってはいけません。
自ら考えてキャリアを作る。
今後も常に自問自答しながら仕事をしていきたいと思います。

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