つらつらと(恋恋)

アンタレス

夜の戸張りがどっぷりと降りて
もう、今日は良いよと思う位に疲れて
車のドアを開けて見上げる夜空

星降る  星降る

気付かなかったよ

次から次へと姿を現す

もわっとする空気を払って光りが届く
目を凝らして見入る夜空に光り出す星ぼし

南の空のずっと低い位置に赤く光るアンタレス
とくとくとくと、蠍の心臓が赤く輝いている
遅かったねと笑う

君に会えたから良しとしよう
星降る  星降る夜

有明の月

朝早く目覚めて
ドアを開けると
ピンク色の空に
風が優しく遊ぶ

車に忘れた煙草を取りに外へ
見上げた空に白い浮舟
ぼんやり細く

気付かせてくれた有明の月は
何を伝えて来てるのだろう
あなたに会えて幸せと思えた朝

追記

朝は忙しいとの思い込みを
夜はへとへとへの思い込み
払拭させる自然の姿
有り難う、感謝❤️
つらつらと書いて見る
アンタレスの光りは
554.5光年だとか、555光年のゾロメで良いのに
とか思うけど壮大で美しい世界に生きてると思えば
それだけで幸せを感じる
(魔法を掛けた様なつらつら文)
多分、