生きるための逃げは有りです
「生きるための逃げは有りです。有り有りです。」ー銀の匙より
当時アニメで『銀の匙』が放送していました。
これは『鋼の錬金術師』を描いた荒川弘さんの作品で、この言葉はこの物語の主人公である八軒に、校長先生が言った言葉。
日常系の作品が好きな私は『銀の匙』ももちろんチェックしていました。
昔から人に対して敏感で、影響されやすく、心が弱いタイプで、
この頃もとても悩んで落ち込んで、人生どうしようと葛藤していたのを覚えています。
そしてそんな最中にこの言葉と出会ったのです。
とにかく泣きました。リアルでは「逃げるな」「逃げるのは恥だ」「逃げるのは弱いこと」と逃げることに対して卑下する言葉が当たり前のように横行し、自分に対しても情けなさでいっぱいの日々。
味方になってくれる人、支えになってくれるものなんて見つからず、もがき苦しむ中で差し伸べられたたった一つの言葉でした。
そして数日前、私は突然この言葉を思い出しました。
最近息をつくように「死にたい」「生きるのが辛い」と呟いていた私。
まるであの頃の私のようでした。
「生きるための逃げ」。もしかしたら荒川先生が伝えたかった解釈とは違うのかもしれません。
でも「死ぬくらいなら、生きる為に逃げろ」って私には思えた。
限界だった。
社会人として失格なのはわかってる。
だけど私は「生きるための逃げ」を実行した…
やりたいことやって「悔いなく生きたい」
悪あがき…
いつか死ぬために、全力で生きよう…
星神侑兎
HSP気質な私に少しだけ救いの手を…。サーポートにより私に生きてる意味を頂けましたら幸いです。