滴の記憶(感じた時)
少しずつ気付く事がある
私は滴
楽しかったの
随分花弁の上で滑り台をした
葉っぱにぶら下がりブランコもした
ざぁーざぁーと勢いに委せて天から降りて
地面に叩き付けられるとピシャピシャと
楽しくなって音楽を奏でるの
あなたのお家にも勿論遊びに行くわ
あなたは何時も私に有り難うって言ってくれる
あなたの身体の中にいた記憶もあるわ
光りと音楽と言葉の旅をした
滴もね
あなたに有り難うってノックしたの
静かに目を瞑るあなたと会話した
旅した記憶を思い出したでしょ
ね、地球は本当に青か