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もっとサッカーを…
2025年 2月24日(月・祝)
今朝の景色…
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〈気になるサッカー日本代表・後半…〉
サッカー日本代表・森保一監督に聞く、ワールドカップで優勝するには? 「国としてのエネルギーがないと絶対に勝てない」
(記事本文抜粋…)
日本代表の森保一監督は、365日、頭をフル回転させている。
休日はある。それでも、サッカーが、日本代表が、頭から離れることはない。
欧州視察前に実施したこのインタビューでも、日本代表と日本サッカーへの思いを熱っぽく語ってくれた。日本代表の活動がなくとも、指揮官は常在戦場のメンタリティなのである。
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※ ※ ※ ※ ※
─ 2026年の北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、順調に勝ち点を重ねています。そのなかで「世界一を目指す」という発信がありました。
「みなさんは『世界一』ということに対して、何か特別感を持っているのかなと感じます。日本サッカー協会(以下:JFA)は2005年宣言で、『2050年までにワールドカップを日本で開催し、日本代表はその大会で優勝チームになる』と言っています。この目標へ向かっていく、ということが僕の真意です」
「今から本当に優勝を目指して成長していかなければ、2050年までに達成できないと思うのです。だから、世界一、とあえて言う。
僕も選手もスタッフも、心の底から優勝を狙っています。実現可能性でいうとまだ低いのは客観的なところで、2050年というか未来へ向けて、大会の本命としてワールドカップで優勝する力をつけていくことが大切じゃないかな、と。
メディアのみなさんをはじめとした、いろいろな立場の方々、いろいろな環境も含めて、世界一になるためにはどうしたらいいのだろうと考えてもらうためにも、発信していくことは大切なのだろうと考えています」
─ いちメディアとして、私自身は、世界一になるために自分に何ができるのか、どんな認識に立つべきなのかを意識したことがなかったです。
「ワールドカップは、生活を投げ打ってでも現地へ駆けつける方々がいて、現地には行けないけれど仕事そっちのけで応援する方々がいるような大会です。2018年、2022年と関わって、これはもう競技だけで勝てるレベルではないな、と。国として、組織としてのエネルギーがないと、絶対に勝てないと感じました。
もちろん競技力は大切ですけれど、優勝する国はサッカーが実質的な国技で、国の関心事です。 サッカーが文化の国です。その環境をどうやったら作れるのだろうということは、いつも考えています」
【ワールドカップ優勝国はすべて自国の監督】
カタールワールドカップ後に森保監督が続投となったのも、代表強化の可能性を拡げるためと理解できる。
4年ごとに監督が変わってきたこれまでのサイクルではなく、異なるアプローチでワールドカップへ向かっていけば──。8年のチーム作りの是非を検証し、さらなる長期政権を探ることもできるはずだ。
もちろん、「4年のサイクルに戻すべきだ」との答えが出るかもしれない。はっきりしているのは、代表強化の幅が拡がる、ということである。
※ ※ ※ ※ ※
─ 元ドイツ代表監督のヨアヒム・レーヴ、現フランス代表監督のディディエ・デシャンは、監督として2大会目のワールドカップでチームを優勝へ導いています。
「継続には、メリットとデメリットがあると思います。日本には2大会連続でやった方がいないので、自分が初めてチャレンジさせてもらえるのは、率直に名誉なことです。そのうえで、果たして実際に何が起こるのだろう、という好奇心のようなものがあります」
── たしかに我々は、これまでなかった日本代表の強化を、今まさに目撃していると言えます。
「それを日本人監督がやるのと、外国人監督がやるのとでは、また違うかもしれないですが。そこの選択肢は無限ですので」
── それについては、ワールドカップの優勝国はすべて自国の監督に率いられている、という事実は見落とせません。
「過去のデータにはなくても、これから先は外国人監督に率いられた国が優勝するかもしれません。可能性としてはあると思いますけれど、自国の監督しか優勝していないというのも納得できます」
── 森保監督がそう考える理由とは?
「ワールドカップのようなギリギリの戦いでは、その国のサッカーのアイデンティティとかDNAといったものが戦い方に反映される。それが、チームの根幹にないといけない。
もうひとつ、愛国心というか国に対するロイヤリティ(忠誠心)があり、最後にどれだけ踏ん張れるかとか、本当に勝つために死に物狂いで準備できるか、戦えるかというところは、自国の監督と外国人監督では、ほんのわずかかもしれませんが差が出てくるような気がします」
【3人とも日本人監督なのは意味がある】
── そのわずかな差が、勝負を分ける。
「日本代表を率いた外国人監督はすごい方々ばかりで、その時々で日本に足りないものを植えつけてくれたと思います、そして最終的にみなさんが指摘するのは、インテンシティをさらに高く、フィジカルをもっとたくましく、デュエルをもっと激しく、といったものです。
もちろんそれは、対世界での日本人選手の課題、日本サッカーの課題と受け止めています。ですが、日本人監督はその足りないものをどうやって補い、勝っていくのかを考えます」
── 長くその課題と向き合ってきたので、「どう補うのか?」という考えは深い。方法論も多いでしょう。
「ワールドカップでベスト16入りしたチームは、日韓共催だった2002年のフィリップ・トルシエさんを除くと岡田武史さん(2010年/南アフリカ)、西野朗さん(2018年/ロシア)、自分(2022年/カタール)です。3人とも日本人なのは、意味があると思うのです」
── 自国の監督は覚悟が違うと思います。日本に住んでいるのだから、逃げ隠れができない。家族との生活もある。そのなかで結果が出なければ、批判や非難を真正面から浴びることになります。
「自分が批判されるのは、ぜんぜん構いません。家族とか自分の周りにいる大切な人たちが傷つくリスクは、できる限り抑えたいですが」
【勝って喜んでもらうだけが目的ではない】
─ 個人的には、日本代表の試合は喜怒哀楽よりも「願い」とか「祈り」に近いですね。頼むから勝ってくれ、という。
「そうやって思ってくれる人たちのためにも、勝ちたいですね。日本代表を応援して下さっている日本人のみなさんに、勝って喜んでもらいたいのと同時に、日本人の誇りを感じていただきたいというところが、我々が戦ううえでの根幹にあって」
── 「誇り」がキーワードになるのは、自国の監督だからでしょう。
「たしかに。そう言われたら、そうかもしれないですね。勝つ、勝って喜んでもらう、ということだけが目標・目的ではないというのは」
👉「世界一になるためにはどうしたらいいのだろう」
そう国民に問い掛ける森保監督…。
先ずは…
サッカー日本代表がワールドカップで優勝することが、もはや実現不可能な夢物語ではなく、実現可能な目標となっていることを多くの国民に知ってもらうことだと言う…。
でも…
それを実現させるためには…
サッカー日本代表チームとその選手たちのその「競技力」だけでは残念ながら実現させることは出来ないと…。
どれだけその「SAMURAI BLUE」の多くの戦士たちが、その欧州各国で活躍し成功したとしても…。
それだけワールドカップという大会は「特別な何か」が宿っていると…。
「優勝する国はサッカーが実質的な国技で、国の関心事です。 サッカーが文化の国です。その環境をどうやったら作れるのだろうということは、いつも考えています」
そんな“環境”という視点から考えると…
今の日本はまだまだそのワールドカップで優勝するに値する環境レベルではないという事に…。
確かにいくらサッカー関係者だけが熱を入れてその日々を過ごしても、その日本やその日本国民の熱を巻き込み呼び起こすことはなかなか難しいところです…。
そこにはやはり…
大きなブランクがあるのは間違いなく、紛れもない事実です…
「勝つ、勝って喜んでもらう、ということだけが目標・目的ではない」
サッカー日本代表を応援する日本国民の皆さんには、その“日本人としての誇り”を感じていただきたい…。
そう思っていただけるようなサッカー日本代表チームであり、その戦いぶりからそれを感じていただきたい…。
そんな日本人としての誇り…
そんな日本人らしさを強調するには…
やはりその“ネイチャー”を最も知る「日本人監督」でなければ、その目標・目的を達成できない…。
その「愛国心」や「忠誠心」がなければ…。
残念ながら…
いくらその世界のサッカー界の如何なる名将と言われる人物であったとしたも…
それが…
約8年前にサッカー日本代表監督に、日本人である森保さんを任命した由縁であり、それがJFAこと日本サッカー協会としての判断・決断でした…。
「最終的に今まで日本人サッカーに関わってくださった名将のみなさんが指摘ていたのは、インテンシティをさらに高く、フィジカルをもっとたくましく、デュエルをもっと激しく、といった対世界での日本人選手の課題、日本サッカーの課題。その足りないものをどうやって補い、勝っていくのかを考えます」
そんな日本人選手としての課題は…
今の選手たちに任せて託し、それぞれが欧州各国でその凌ぎを削ってそれを自分たちの力で克服すること…。
そして日本人である森保監督をはじめとしたコーチングスタッフやJFA全体で、その足りないものを補う…。
特にその「日本人らしさ」と「日本人の誇り」を全面に出して…
あとは…
どうかそれを感じて…
『わたしたちに力を貸してください』
『わたしたちを応援してください』
『もっとサッカーに興味をもってください』
『もっとサッカーを知ってください』
『もっとサッカーを好きになってください』
そして…
『もっともっといつもサッカーのことを気にかけてください』
そんな日本国民全体の協力が欠かせないということです…。
ただワールドカップのときだけでなく…
ただワールドカップ予選の試合があるときだけでなく…
また海外でプレー活躍する選手たちだけでなく…
日本のJリーグでプレーする選手たちのことも含めて…
その日本のサッカー全部・全体をよろしくお願いしますと…。
これは…
この部分に関しては…
もしかしたらその「競技力」の部分よりも…
もっともっと遥かに難しいところかもしれません…。
これまでのおよそ30年間かけ進化させて来た「競技力」と同じかそれ以上の年月を掛けても、実現できるかどうかの不確定な部分…。
それこそ…
JFAが目標とする2050年までにそれが達成出来ているかどうか…。
もしかしたら…
そこの部分のほうが…
ワールドカップで優勝するよりも…
それよりも重要で大切な部分なのかもしれません…
〈気になるサッカー日本代表・前半…〉はこちらから…
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