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筆跡でまひろとわかる(「光る君へ」第20回感想)

定子さん、かわいそうでしたね。自分が親代わりでもあった一条天皇に、兄たちを裁かれる。そして、自分も内裏で居られなくなる。一条天皇自身も苦しい選択をせざるを得ない。そんな中で、自分のそばに仕えていた清少納言も職を解かれることになる。

私が個人的に好きなシーンは、まひろが申し文を道長に送ったところ。歌にのせて要求を相手に理解させた。道長はまひろからの漢詩を大事に箱の中にしまっていた。その「為」という文字を比較して、まひろだと確信するところ。好きな人の文字を道長は何度も眺めたのだろう。素敵なシーンだと思った。

私も職業柄、筆跡で誰かわかってしまう。自分のクラスは確実にわかる。ひらがなのクセは特にわかりやすい。こんなロマンチックさはないけど。

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