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中宮彰子さんの母性

光る君の感想文を最近サボっていた。
中宮彰子が自分の子ではない敦康親王を
ものすごくかわいがっていたのは、
自分も親元から離れ寂しい身の上と
重なったから。
そして、母を早く失った悲しみの中
お互いの存在が励ましになったから
と語っていた。

血のつながらない親子でも、
彰子の母性はそれを上回る。
自分の感情よりも、
こうありたいと思うほうが上回る。
知性や理性を兼ね備えた
素晴らしい女性であることが
感じられた。

それに比べ、
伊周は、
あくまでも自分の栄達や
自分に関係した敦康の再興だけを願う。
ここまで、人をうらやみ続けるエネルギーは
どこから来ているのだろう。

このような姿を見て
私は、何を学ぶのか考えると、
自分の私利私欲だけを考えて生きている人は、
最後は落ちぶれていくということだ。
道長はそうではなかったと
このドラマでは描かれている。

ここまで人間の醜さを徹底的に描くのは
意味があることだと思う。
昔から、こういう人が成功した試しはない。
こういう人にならないようにしたい。
けれど、人間らしいと言えば人間らしいとも思った
今日の回だった。

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