感謝日記 1がつ5にち 『映画「ノマドランド」と真の生き方とは』
おはようございます。
年末年始のお休みは1日1本の映画を見続けていました
特に近年見ていなかったアカデミー賞受賞作品を中心に観ています
昨晩観たのが『ノマドランド』
生き方の一つだと思います
大型のバンでの暮らしで、アメリカ大陸を働きながら移住していく
そういう人たちは「放浪の人(ノマド)」と呼ばれる人たちで、多くは高齢者たちが自活をしている
日本人より独立心の強いアメリカ人たち
他人の干渉のない、人間関係の煩わしさだけをみれば、楽な生き方だと思う
しかし、主人公の高齢女性フォーンは何度となく物思いにふけることが多い
過去の亡き夫との良き想い出を懐かしんだり、死別の時の後悔など、タバコをふかしながら考えている
かと思えば、ワニ園や風光明媚な観光名所などではしゃいだりしている
そして時折合う旅の仲間
老いに向かい合う同士たちのようだ
お互いの物を交換したり、焚き火を囲んでバーベキューしたり、音楽を奏でたりしている
今、スーパーの休憩場でこれを書いているが、お年寄りたちが集まって話をしている
美容室の休店日、お吸い物に三つ葉を入れるかせりを入れるかとか、免許更新での認知症検査の話とか、白髪を染める話など
年をとれば取るほど、話す内容はそれほど重要ではないのだなと思う
目的は交流すること
若い人はこの逆かもしれない
人が生きる事とは、「死」や「後悔」から目をそらすことだと思う
そのために娯楽をする、話をする、仕事をする
それは周りに家族がいることが良い人もいるだろうし、そうでない人もいるのだろうと思う
それには色々と理由があるのだろうと思った
死から目をそらしながら自分の生を輝かせるために、人にはそれぞれの生き方がありそれは尊重されるべきものだと思った