6 不倫の沼。結婚指輪を外して欲しいと言われた。
5.に続きます。
『○(私)なら触って欲しいのに』と
車内で言われ久々に体が熱くなった夜。
何だ、これ!厳しい宗教の縛りは無意味になってしまうのか? 日本語での会話は出来るものの私が話す遠回しな表現や聞き慣れない日本語は時々、わからないみたい。
そこも又、可愛いなと思えるとこだった。
夜、2人でご飯に行った話。
B君の母国の話、学校、仕事、私の子どもの話もしたし過去の話も少し触れた。
旦那に愛情がない事も話した。
私と2人でどっか旅行に行きたいとも言ってきた。 ん?やっぱり何か私を女として見ている節が見られる。
歳の差は10歳以上。一体、私を何歳だと思っている?
元々、若い子やかっこいい俳優に全く興味はなくダンディな10個位年上が気になるタイプでおじさん大好きで年下はガキすぎて好きになれない。
私は特別この彼とイケナイ関係になりたいんじゃないが
でも確かに嫌いじゃない だからと言って『好き』って言う訳も無い。
でも、B君の話を聞いていたら悲しい話をされたら勝手に涙が出てくるし
腹が立つ話をされたら一緒に眉間にシワ寄せて怒りを共感する。
付き合う?彼氏彼女にしては成立する歳ではないしいくら気持ちがあっても
私はお母さんだ。
とは言っても頭の中では
昔の若い時の自分、独身で遊びまくっていた自由な自分 私の歳を勘違いしていたかのように気持ちが若返っていたのは確かだった。
オーダーストップからの閉店まで店にいて
帰る時。
『○(私の)今の旦那には嫉妬は無いけど昔の彼になんか嫉妬する』って
おかしな事を言った。
多分、元彼とは半同棲していつも一緒で
元彼は私を離さないようにべったりだった事を話しただろうか?
え、待ってよ やっぱりB君は私に気があるんじゃないか?そんな事言って私に
好きって言うてるようなもんじゃない?
B君は私がセックスレスな事も知っている。
私が旦那に対して愛情が無い、好きじゃない
離婚はしないがセックスレスで全くしたいと思わない。
とても不思議に思っていたみたい。
そこまで旦那を嫌ってるのに何故、離婚しない?
私も離婚して自由になりたいが私が我慢したらいいだけの事。子どもは悲しむだろうし
なにより両親の心配をする。
世間体もある、だからいくら愛情なくなっても離婚まではしない。
彼の母国ではセックスレスは離婚らしいし、
奥さんを満足させないといけない使命みたいなんがあるような話だった。 もし私がその国に居たら即、離婚だろう。
それから次の週だったか?
仕事終わり、B君と学校終わりに
コーヒーショップに行く約束をして又再び2人で出かけた。多分、これもB君からの
誘いだった… 私を試していたんだろうか?
誘ってダメなら今後、近づかないとか
誘ってすぐ行くようなら自分ももっと親密になろうか とか。
コーヒーとケーキのセットを頼み夕方
帰ってくる子どものことも気になりながら
一緒にのんびり話をする。
そこで私に
『○(私)の1番は何?1番大切なのは何?』と聞かれた。
『子ども』即答した。
『コドモじゃダメ、ワタシ(B君)を
イチバンニシテホシイ ○(私)のイチバンにナリタイ』と真剣に言って来た。
『いや、私の1番は子ども2番はB君』と返事するが納得いかず 1番にしてくれないと嫌だと笑いながら言ってた。
始まりがそんな会話だったからコーヒー飲みながらも変な話をしてくる。
『イチャイチャってどう言う事?』ときかれ
『男女がくっ付いて仲良くする姿』と
馬鹿正直に教えてあげた。
イチャイチャ→SEX そんなストレートに言える訳ない。
イチャイチャはSEXを含まないただの
じゃれ合いって意味もある、確か。
なんか今日のB君は違うなーそんな感じだった。あっという間に閉店。
帰り道、触って欲しいと言ったかもう忘れたが 手を繋いだ。
私の手を触り 『小さい手ざらざら お相撲さんの手』とバカにした。
どんな意味だろう。
そこで私の結婚指輪を触ってしまった と
謝ってきた。
いや、別に構わないんだけど。
しばらくして
『指輪を外して欲しい ○(私)の指輪を見たく無い』と言った。
あれ?やっぱり私に気がありますよね?
私達は同僚も交えてたびたびご飯やお茶しに出かける回数が増えてきた。
2人で又、夜ご飯に出る事もあった。
『○(私)はボクの事すきでしょう?
好きだと思ってる』と言われた。
すぐに YESは私も言ってない。
あいまいに、まぁ嫌いではないよ
心配する人、好きかなーとか答えた。
それからまた、出かける機会もあった。
頻繁すぎて普通なら浮気を疑うでしょ?
やっぱりうちは普通の夫婦じゃないんだ。
気になっても怖くて聞いてこれないんだろう。
そして遂にハメを外した夜。
また、夜にご飯を食べに出た。
たいてい2つ先の街まで出る。
渋滞に巻き込まれると1時間くらいかかる所。
『あれ?今日は化粧してる?』と言われた。
いや毎回、化粧してるんだけど多分、気合い入れすぎて濃かったのかもしれない。
年齢の話をすると私は10歳も歳が若く見られていた。 素直に喜んでみたけど多分、私を喜ばせる為にわざと若く言ってみたんじゃないかと思う。
でも、彼の国では多分、貧富の差?
労働環境?暮らしている環境? 諸々含め
日本より大変な所なんで苦労が姿に出るんじゃなかろうか? いや、と言っても私は
美しい日本人ではないし裕福な身なりをしているでもなく普通のおばさん。
10歳若く思ってくれたとしてもまさか私を女性としては見てくれないでしょう?
歳をとりたくない、若い子と同じような元気が欲しい。
ご飯を食べ帰り道 遂に親密な話になった。
B君が『これって浮気ですよね?イケナイコトをしているよね?バレたらどうなる?このまま続けたらいつか必ずバレるよ ドウスル?』
私は運転しながらまた、胸が苦しくなり涙が出てきた。 そうだな、多分ばれたら離婚だし今の仕事も2人揃って辞めないといけなくなるなー
『どうしたらいい?どうする?』すぐに答えが出ないし出たとしても言えなかった。
もうこうやって会うのをやめようと言ったとしてそれは正直、寂しすぎる。
まぁ、いいじゃん!と簡単に言ったら
めちゃくちゃアホな日本人、尻軽女。
家に着く前に
ご飯食べに行くくらいなら大丈夫じゃない?みたいに軽く考えて、、、とか言ったかな。
もうコソコソ会う時間が私にとって唯一
ときめく時間で何か若返ったようなドキドキ。 ダメな母、もしハメ外してバレたらどうする?気持ち悪い… 色々思うけど何かどうでもよくなった。
B君のアパートに着く前
『○(私)とイチャイチャしたい』って言って来た。
え?イチャイチャ?待て待てSEXか?
イチャイチャって何?いや、それは、、、
沈黙が続く。。。
何かムラムラしていたんだろうなー
こんなおばさんでも相手になるの?
イチャイチャしたいって言われ、迷っていたけどアパートを通り過ぎて私達は近くの誰も居ない駐車場に停めた。
『じゃあイチャイチャする?』って聞くと
うん、って言う。
運転席に居た私は助手席の方にいたB君の方へ移りキスをしてしまった。
と、同時に涙が出て来て
『ごめん』ってキスをやめて抱きついて泣いた。 罪悪感いっぱい、、、、
誰に対してのごめん? 我が子?B君?
少なくとも旦那に対してじゃないやっぱり私は頭が狂っている。
興味がなかった年下の外国人を相手に私は何をしてるんだ。
私が一方的に攻めるだけで向こうは何もして来なくじっとしたまんま。
気持ち悪いとか思われてないだろうか?
さすがに最後までは出来なかった。
『ヤッタコトナイヨ』と言ってたし、
これまた宗教的に結婚してないのにSEXはダメだし、相手が旦那いる人となんか
神様は許してくれるわけない。男女同じ空間に居るのさえ本当はよくない、宗教を破っているのに。
なんやかんや詳しくは残しませんが解散したのは一時?二時?だったか とんでもなく遅い時間で二次会三次会でも店は明らかに閉まっている時間。
こっそり帰ったら家族達はすでに寝てた。
久しぶりにドキドキした時間だった。
はっきり、お互いに好きとか言った訳じゃない お互いの体に触れて一気に関係性が変わった。 彼氏彼女のような錯覚で当たり前のように2人で出かけるし扱いも彼氏彼女のようになった。仕事で一緒になっても
お互い普通に振る舞う。でも2人だけになったら何か妙に緊張していたのを思い出す。
休みを一緒に合わせて県外に出かけたりもした。 今まで1人で行っていた買い物でさえ一緒に行きたいと言って付いて来たり
色んな景色、いい所を見たいと言うので
観光地やデートスポットを調べて一緒に行ったり。やっぱり国が違えば文化も違う
付き合い方も日本人とはやはり違う。
嫉妬や束縛は当たり前の文化。
今までたくさんのお金、時間をB君のために使ったと思う。
『ケチな人はキライ』と言っていたが今から思えばあなたほどケチな人は居ないよって思う。 お国柄、助け合いー困った人を助けるのは当たり前ー お金がある人が払うー
お金がない人に施しをー 何だこの文化!
都合良すぎんか?
お金こそあげてないが、出かける車は私のもの 遠出して高速乗ろうが、ガソリン使おうが一銭もお礼は無し。それに加えてご飯代は
ほとんど私が支払い。
豚肉NGだからしゃぶしゃぶや焼肉は
牛肉ばかり。 たまーに向こうも支払いした事があったけど今までほとんど私が会計。
逆援交だよね、これ。
それでも私を慕い彼女のように思ってくれる事がおばさんは嬉しすぎたのかもしれない。
そして久しぶりに嫉妬を経験する。
私が他の男性と関わる事は嫌がり
怒る。他の男性の話をすると
あの人に興味あるの?と言ってすねる。
話は仕事上の付き合いでさえしないで欲しい
話さないで欲しいと言われた。
休みの時にもLINEが来るしいちいち
そのLINEに一喜一憂している私。
あー本当に私の事が好きなんだなって感じる時もあった。 いい歳して年下に熱を上げるなんてほんとcrazyなおばさんだわ。
そして私も他の社員と親しげに話している姿を見ると妙に腹が立っていけなかった。
近づいてほしくないって言った時もある。