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【新社会人】入社3年以内でのキャリアアップを本気で考えている人に向けてのアドバイス

私は入社当初から3年くらい勤めてキャリアアップしたいとぼんやり考えていました。
就活の時のOB訪問で50人くらいにお会いしましたが、大体大きくキャリアアップしている人を見ると社会人3~5年目あたりで転職や起業などの意思決定をしている方が多かったからです。

そして答え合わせをすると、結果的に私は3年と少し経ったくらいにキャリアアップ(日系IT→外資IT)という形で転職をすることができたので、望んだ形にはなったかなと思ってます。
ただ、振り返ってみると3年以内で第二新卒という形ではなくキャリアアップするというのはかなり骨の折れる作業でした。
この投稿では、私のように3年くらいしたら転職したいと考えている社会人1年目の方に向けてのアドバイスを3つほど書かせていただきます。
また、そういった方だけではなく、新卒就活では希望通りの会社に入れなかったが、なんとかキャリアアップを通して挽回したいという方にも参考になるかと思います。

1つ目は"入った企業で頑張りつつ、常にチャンスを探し続ける"という点です。
例えば、特定の業界内で平均年収1000万の企業を目指していたが、平均年収700万の企業にしか内定をもらえなかったAくんがいたとします(就活時の希望としてAくんは年収が高い企業に入りたかったという前提で進めます)。
残念ながら、Aくんが一念発起し目の前のことにどれだけ頑張っても、平均年収1000万の同じ努力をしている人には年収では叶いません。
Aくんのなりたかった未来に近づくためには、平均年収700万の企業で頑張りながらも、どのようにすれば年収1000万に近づくことが出来るのか、そしてそのチャンスを探し続けるべきです。
転職の求人というのは新卒就活と異なり、常に門戸が開かれているわけではなく、企業から説明会を開催をしてくれません。
どれだけAくんが卓越したスキルを獲得したとしても、それを正当な報酬で評価してくれる機会を見つけることが出来なければ、現状は変わりません。
だからこそ、常に探し続けるのです。
本業に精を出しながらも外部に目を向け続けるというのは大変なことではありますが、年収を人から雇われるという形で300万円上げるというのはそれだけ大変という事実を受け入れましょう。

2つ目は"今の環境を過度に毛嫌いしない"ということです。
もし今の会社が過度なブラック企業ではない場合、どうせ辞める会社からと毛嫌いしてはいけません。
むしろ、最悪この会社に居続ける未来も悪くないかもと思えるくらいにしておくのが良いです。
なぜかというと、転職や独立といった今の自分の状況を変えるという方向に本気になりすぎて、本業に対しての意識が低くなっている状況が普通に良くないからです。
例えば、次の企業探しや資格勉強など転職のために時間を使うあまり、肝心の転職面接で語る実績を作ることが出来ずに転職活動でも本業でも何も残らなくなるというケースになると悲惨です。
1つ目の注意点でチャンスを探し続けるということを記載しましたが、あくまで本業で培った実績をよりよい形で活かすことのできるチャンスを探し続けるということであり、チャンス探しが本業を食いつぶすことはあってはいけません。
今の自分の仕事が納得のいかないもので、より価値の高いと思われる転職活動や独立準備に時間を使うのはいいですが、今の自分はその会社で雇われているサラリーマンであるということを自覚し、あくまで本業に邁進することが会社に残るにしても転職活動を行うにしても重要です。

3つ目は"夢を見すぎない"という点です。
今よりも年収の高い会社に転職することができれば、残業時間が今よりも減れば、といったように過度に転職後の自分に夢を見ることは禁物です。
あくまで想像でしかないですが、年収が上がっても思ったより使い道がなく、残業時間が減ったとしてもこれまた案外することが無いものです。
夢を見すぎるあまり決断を急ぎすぎてしまい、意外に前の自分は恵まれていたんだなと後悔してからでは遅いです。
今の環境を変えたいと強く思っているときは、今の環境の良いところを見落としてしまいがちです。
新卒入社したのであれば当たり前のようにいる同年代の同期の存在や、新卒入社の社員であるというだけで幾ばくか優遇されている点があったりするものです。
なるべく自分がなりたい姿に近い人の話を聞き、実際のところこんなものなんだなと思えるくらいになっておけば、いざ今の環境を変えるか否かの決断を迫られた時に妥当な判断が下せるのではないかと思います。

上記3つを意識すれば、自ずとキャリアアップは叶えられるのではないかと思います。もちろん、必ず変わるということはないので、参考までにとどめて頂けますと幸いです。

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