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心の怪物

白菫

私は必要か。
何をしているのか、していたのか。
まただ。
走馬燈。記憶が蘇ってくる。パニック。過呼吸。

まただ。

同じように。
自分が怖い。
誰に助けてと言えばいいのか分からなくなった。誰に連絡すればいいのか分からなくなった。何と言えばいいのか分からなくなった。
分からない。
時間だけが過ぎていく
過ぎていく時間を眺めながら、動かない身体に歯痒さを覚える。
どうして私はこうなのか。

まただ。

どうしてできないのか。私はやはり無能なのか。社会不適合者なのか。役に立たない私は必要か。人に迷惑をかけることしか出来ない私は必要か。

申し訳なさと
苦しさと
不甲斐なさと
辛さと
虚しさと。

感情が湧き出て溢れ出す。私の中では抑えきれないほどに。
言葉にならない呻き声と鳴き声が聞こえる。
私の声だった。
視界が揺れ、目尻が熱くなる。
私は泣いている。
最初から泣いていた。
もう泣きたくも喚きたくもない。
ただ平穏でいたい。
虚しくも身体はいうことを聞かない。
私のココロとカラダが矛盾する。

まただ。

これは現実だ
逃げてしまいたい。どこか遠くへ。

みんなにできることが私にはできない
そう思いたい。
でも私にだってできる
そう思いたい。
それでも涙が止まらない

もう諦めたくも泣きたくもない
もう少し強くなれたなら、私は楽になれるのかな

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