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大河アニメ第5期!キングダム最終話感想

勝敗の夜ふけ(12)蔡沢の矜恃(最終回)





#481「苛烈な贈物」☆信の本陣に桓騎の伝者がやってきた。

 信、羌瘣、貂が揃う幕舎にやってきた桓騎兵は桓騎将軍の命令を伝える。最後の命令と但し書きもつけて。 

 以上だと言って去ろうとする桓騎兵に信が呼び止める。 それは桓騎の命令なのかと信がきく。
 命令の内容はそうだと答えるが、信はそうじゃないと返す。
 
 本当に戦が終わると言ったのかと信は念を押すように問い返す。 桓騎兵はそうだと答える。確かにお頭はそう言ったと。 汗をかく信。

 中央丘を要塞化した趙軍。 趙兵達は敵に備えて見張りが周囲を見ていた。 
 前を見ていた見張りは驚き、急いで頂上の将軍たちに知らせに走る。

 報告を受けたのは紀彗。 紀彗は敵襲かときくが、そうではなかった。見張りはとにかく下に下りてきてくださいと言う。
 あ、あれは何というかと言葉にならない。 紀彗は金毛に本陣を任せて、自分は馬呈と共に見張りの兵の案内で丘を降りていく。

 丘から出るのかと馬呈が驚くが、兵達は周りを見ているので敵はいなかった。 
 紀彗様に桓騎から伝文と贈物がきていると兵は言う。

 贈物の場所に案内するのは離眼の青公。その青公爺はやつれていたので馬呈がいぶかしむ。
 案内された紀彗、馬呈が見た桓騎の贈物とは…、

 ⌒~⊃。Д。)⊃⊃。Д。)⊃⊃。Д。)⊃躯の飾り!!! 兵士ではない、民の躯を木で数珠つなぎにして橋状に架けていたのだった。

 文字通り息を呑み、絶句する紀彗たち。 ガ、ガキまでこんなと馬呈が容赦のなさを口にする。
 こ、こんな所業は人ではない、おのれ鬼畜桓騎めがぁあと青公爺が吼える。

 躯の躯の躯の飾り輪を見た紀彗。 兵ではなく、周辺の村から民をこのようにして私に見せた事にその理由を考え始める。
 そして、紀彗が気が付く。

 同時に青公爺が桓騎の手紙を紀彗に見せる。 紀彗は読めと命じ、青公爺が手紙を読み始める。

 桓騎は名将紀彗の戦いぶりに敬意を表し、これを贈ると。この贈物を目に焼き付けろとあった。
 青公が読むのを止めたので、紀彗は読めと命じる。 青公が震えながらまた読む。

 これからお前の離眼城をこれ以上の惨劇にしてやるから楽しみに待っていろと手紙には書かれていた。
  紀彗の顔色が一変し、馬呈が仰天する。

 急報がもたらされた。 物見によれば桓騎軍が南に動き始めた、離眼城に向かっていると。
 城主と馬呈が叫ぶ。 顔色を変えたまま紀彗は微動だにしない。

 桓騎は黒桜、雷土、摩論らを率いて進軍する。進軍中の桓騎が笑っている。 

#482「離眼と趙国」☆桓騎が離眼を攻めると知った紀彗たちは…

 紀彗が丘を捨てて離眼に救援に向かうと言う。 

 金毛は激しく拒否する。離眼を攻めても趙軍に包囲されるだけで戦略的意義はない、お前を釣り出す罠だと言う。

 馬呈はそんなことは百も承知だ、だが放っておけば桓騎は離眼を黒羊よりももっとひでぇ方法で血の海にすると言い返す。
 故郷を荒らされると気が気ではない。

 離眼の兵も桓騎のやつらは人間ではない、下にいって見てくればいいと馬呈に賛同する。
 兵らは紀彗に一刻も早く戻るように促す。

 金毛は数日待ってくれと言う。砦が完成さえすれば慶舎軍だけで丘を守れると言うが、紀彗は今の離眼では半日も持たないと戻る意思を変えない。 

 たまりかねた岳嬰はここまで来て身勝手が許されると思うのかと槍を突き出す。
 どうしても戻ると言うなら殺してでも留めると。 

 槍の前に馬呈が立ちふさがる。その前に俺がお前を殺すと言う。岳嬰も下郎と一触即発になりかける。
 しかし、金毛がそれを止める。

 もし紀彗を殺せば離眼兵が決死隊となって我らに襲い掛かる。趙軍の中での争いが愚行の極みにつながるのが分からなければ歩兵からやり直せと岳嬰を叱り飛ばす。

 そして、桓騎から突き付けられた勝利と敗北の選択を決めるのは、実質総大将たる紀彗なのだと言い切る。
 金毛が指揮権を譲渡したので岳嬰が驚く。 金毛が紀彗に選択を突き付ける。

 黒羊戦は趙国にとって重大な一戦である、それを捨てることは趙国人の命をどれほど被害をこうむるのか、それを防ぐためにこれまで戦ってきたのだと。それをよく考えて決めろと。  苦悶の色を浮かべる紀彗。

( ̄◆ ̄;)ええっと…これって慶舎将軍討ち死にした時に紀彗が
言ったこと。

 紀彗は…、

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