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はじめての、その先へ #43 文芸翻訳デビュー⁈ 「コソボ、また逢える日まで」を出版

今月、人生初の文芸翻訳本「コソボ、また逢える日まで」をAmazon KDPで出版した。翻訳を始めてからほぼ丸一年かかったが、なんとか年内に出版にこぎ着けて安堵と共に大きな達成感を味わっている。

会社員時代から、ビジネス、金融関連の翻訳は経験があったが、文芸ジャンルでの和訳は今回が初めての挑戦だった。物語の背景や文脈を考えながら自分の日本語の語彙力を総動員してじっくりと文章を組み立てる作業は、これまでスピード重視のビジネス翻訳を売りとしていた自分にとってチャレンジングで斬新な経験だった。読書好きだった昔を思い出し、古典的な英文学の翻訳本や最新のヒット小説を読み比べたりしながら、文学的な表現のしかたを自分の中に落とし込んで参考にしたりするのも楽しいプロセスだった。

Photoshopを使って本の表紙を作るのも、今回初めての体験だった。なかなか思うようにアプリを使いこなせず、自分がいつの間にかデジタル音痴の老人になりかけていることに気付かされた。常に自分をアップデートしていかなければと自戒している。今回は既存の原語版の本に使われたデザインをもとに切り貼りしただけだが、次からは自分で最初から表紙を作ることにも挑戦したい。

カバー表紙

その他にも、Amazon KDPに原稿などのファイルをアップロードする手順なども初めて尽くしだったが、noteなどで分かりやすく解説してくれる記事を参考にして無事に作業完了できた。

そして、本を出したことで音信が絶えがちになっていた旧友と再びつながることができたのも嬉しいサプライズとなった。臆面もなくLINEやFacebookで久々に投稿し、図々しく本のアピールをする私に友人達は優しい反響を示してくれた。改めて感謝!

そんなわけで、作業時にヒーヒー言っていたこともけろっと忘れて良い気分になり、次作はどうしようかなどとも考えている。

「コソボ、また逢える日まで」はAmazonから、ペーパーバックとKindle版で出版されています。Kindle Unlimitedで無料読み放題対象になっているので、ご一読いただけたら幸いです!

Amazonサイト

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