48才 歳の数だけプチ事始め #46 石垣島の請福梅酒を飲む
沖縄の伝統的なお酒といえば泡盛。それぞれの島ごとにご当地島酒があり、石垣島では請福、八重泉などが有名メーカーだ。タイ米を材料とする蒸留酒で、独特の香りがあるのであまり私自身は頻繁に飲むというわけではないのだが、ずっと気になっていた「請福 梅酒」を最近になって飲んでみた。
その名の通り、「請福梅酒」は泡盛をベースにして、氷砂糖の代わりに黒糖を使った梅酒だそうだ。泡盛と黒糖という沖縄を代表する材料で作った梅酒ってどんな味だろう?と興味は高まる。これまで梅酒は実家の梅を自分で漬け込んで作るもので、わざわざ買うような物ではないと思っていたのだが、石垣島に来てからは梅酒を自分で作ることもなくなったことだし、試しにひと瓶買ってみたのだ。
夕ご飯の晩酌に、一張羅のバカラのグラスに琥珀色の液体を注ぐ。黒糖の色なのか、普通の梅酒より色が濃い褐色で、少し濁りがある。梅の旨みを残すために保安濾過のみ行っているとのことだからだろうか。氷を入れて一口すすると、意外と甘さは控えめ。香りは泡盛由来なのだろうけれども、そこまで独特の泡盛の香りが主張するというのではなく、梅のフルーティーさもある。甘くてついたくさんお代わりしてしまう自分のお手製梅酒と違い、さっぱりとソーダ割りにして食事と合わせたり、秋の夜長に映画でも観ながらチビチビすするのに合っていそうだ。
ちなみに請福では梅酒の他に、ゆず、しょうがのブレンド酒も製造しており、島のスーパーなどで買うことができる。石垣島のお土産として、若い女性にも喜ばれそうだ。