映画「ボヘミアン・ラプソティ」をみてQueenが頭から離れなくなった話
昨日も、例に漏れず夫が息子を連れ出してくれたので、一人の時間を持つことができた。疲れがMAXになっていたのと、少し風邪気味だったので「アクティブレスト」ではなく「動画三昧」を決行することにした。
最近はドキュメンタリーを見ることが多かったが、映画で「2時間位、現実世界から離れ、別の世界に連れて行ってくれるもの」を的にしぼることにした。こういうときは、AmazonPrimeの方が使い勝手がいいので、今週のよく見られている映画に「ボヘミアン・ラプソティ」がでてきた。フレディーマーキュリーやQueenは、曲は知っていても、強烈な衣装で歌っているのがCMで使われているのを知っているレベル。映画の時代背景も現代ではないし、音楽を色々と聞けそうだし、私の見たい映画の条件にピッタリ。そういえば、友人の年上のお兄さんがFacebookで「ボヘミアン・ラプソティ」を強烈におしていたのも思い出し、見ることにした。ちょっと寝不足だったので、途中で寝ちゃうかもとワンコと横になりながら見始めたのだが、途中から正座して、最後にはめずらしく、涙まで流してしまった。という話です。
フレディー・マーキュリーの印象は、さきほど言ったようにCMでちょろっとしか見ていないので、外見の印象がうろ覚え。ちょっと出っ歯の彼が、主人公だよなぁ、とぼーっと見ていたら、主人公が「パキ(パキスタン人の差別用語)」と呼ばれているのに、あ、イギリスか。と思った。(クイアアイのタン・フランスの自伝にも同じことが書かれていました)それにしても、フレディーマーキュリーって、そもそも有色人種だったっけ。となり、片手にスマホで検索をしたりしながら、見始めた。そんなレベルで見始めました。
この映画の、何が私を魅了したかというと、フレディの、自分の能力を信じる力だ。自分の才能を信じて、自分がいいと思ったことをやり通す。時代で受けいれられるか、なんて考えない。フレディは、なぜそんな自信があったのか、この映画では細かく描写はされていなかったけれど、この自信やパフォーマーとしてプライドなどをみるにあたり、レコーディングの手法や、マイクパフォーマンスや、プロモーションビデオなど、現在のアーティストに多大な影響を与えたことは、間違いない。と感動した。(女装したMusic Videoこの頃からやっているのね。)
映画の最後のシーンは、伝説の1985年のライブエイドのシーンなのだが、色々な背景やフレディの体調を考えると、自然と涙がでてきた。映画が終わっても興奮覚めやらず、YouTubeでライブエイドの映像を探した。そうすると、この映画の再現性の高さにまた、感動!そして、映画より本物のフレディの方がカッコイイ!帰ってきた夫にそのことを話すと、夫はQueenのことを私より知っており、色々と教えてくれた。
結果、昨日の夜から、うちの家ではAmazon echo show 5よりQueenの曲が流れている。息子は「We will Rock You」でなぜか、足ぶみ、手拍子をしていた。3歳の息子にも影響を与えているようである。
Queenの本物のファンの方に言わせると、色々史実と違うと言いたいところもあるそうだが、入門編としてQueenの魅力は充分伝わった。このQueenの音楽のパワーやパフォーマンスの影響を考えると、自分を信じる力の素晴らしさを教えてくれた。2020年も後少し、こんな出会いが待っているとは思わなかったが、人生に新しい視点を与えてくれたQueenに感謝したいと思う。
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