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ベイビーステップ

最近、短めの説明書や、詩集なんかが少しずつ読めるようになってきたので、思い切って読みたかった本を開いて読み始めた。初めの2ページは難なく読めた。
段々字がぐにゃぐにゃしてきて字が踊りだし読めなくなってしまった。それでも、本を目から離してみたり、近づけてみたり色々やってるうちに情けなくなってきて、涙で何にも見えなくなった。読書に対する気持ちもプツンと切れてしまって、挑戦するのをやめた。
8ページだった。少しくらい、もう少しくらいは読みたかった。悔しかった。

その旨をダンナに伝えた。
ダンナは「すごいじゃん。全然読めんかったのから8ページも!すごいことだと思うよ」と。わたしは、「もっと読みたかった。読めると思ってた」というと、
ダンナは「ベイビーステップ、ベイビーステップ!十分できたんだからすごいよ。」
と褒めてくれた。

わたしは、本が読めなくなってから、本を開くことがなくなっていた。
それを考えれば確かに今回8ページ読めたのはすごい。
ダンナの言うようにべイビーステップでこれから少しずつ積み重ねて、
少しずつ自信をつけていこう、と思った、ある火曜日の出来事でした。

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