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初めてのテント泊ハイキングは予想以上に大変だった

去年ぐらいから歩いてみたいと思っている海外のトレイルがあります。しかしそこは人気が高く、山小屋の予約がすぐに埋まってしまうのです。そこで、テントを持ち込んでキャンプをする必要があるのですが、私はテント泊での登山やハイキングの経験がありません。なので練習のためにまず国内でテント泊ハイキングに挑戦してみましたが、予想以上に大変でした。

学んだ教訓は実に初歩的な話なのですが、この練習を通じて、海外でのテント泊ハイキングに対してもっと慎重になろうと感じたので、感想をここに記しておきます。

今回歩いたルートは長野県の「あまとみトレイル」の一部です。長野駅をスタートして飯綱湖近くのキャンプ場でテント泊、翌日に戸隠まで歩きました。大体1日あたり4〜5時間歩いています。

荷物が重いと体の消耗が速い

1番大変だった事は、荷物が重いと歩くのが大変ということでした。精神的な辛さはあるだろうと想定していたのですが、体へダメージが蓄積するスピードがいつもより速いということは想定外でした。僕はいつものハイキングでは4~5時間歩いたところぐらいから足や背中に痛みを感じ始めることが多いですが、今回は2~3時間の時点から痛み始めていました。

重量的には、いつもと比べてテントとシュラフ、マットの分がプラスになって2kgほど増えているだけなのですが、その2kg程度の差でこんなに大きな影響が出るとは思いませんでした。飲食物込みのトータルのバックパックの重量は10キロ前後位だったと思いますが、とにかく体力がどんどん奪われていきました。

特に残り坂が大変でした。今回のコースでは、1日目はずっとゆるい登り坂が続くのですが、正直、1時間半ぐらい歩いたあたりからかなりしんどかったです。1日目の後半は歩いている楽しさよりも辛さの方が上回っていたと思います。こうなってくると、あまり寄り道しようと言う気も起きなくなるので、旅を楽しめているとは言いがたい状況でした。

テント泊の寒さは読みづらい

もう一つ大変だった事は夜の寒さです。正確な気温は測っていませんが、天気情報によるとおそらく一番寒い時間帯で8℃前後だったと思います。装備としては、快適下限温度が4℃のシュラフを持っていき、長袖のメリノウールとフリース、さらに薄手のダウンジャケットを着た状態で寝袋に入ったのですが、それでも夜中に寒さを感じました。

夜に眠れないこと自体も苦痛ですが、ちゃんと寝れないと翌日の体力面でも辛いものがあります。個人の体質によって寒さの耐性には差があるので、自分の耐性の見極めができないうちは手厚く対策しておいた方が良さそうです。

特に、山間部の天気は読みづらいので、天気予報で暖かめの予報が出ていたとしても、当てにしすぎない方がいいように思います。

天候が悪いとテントの設営・撤収は辛そう

テントを立てるのと片付けるのはそれほど難しくはなかったです。ただそれでも、初めて使うテントだったこともあって、設営・撤収にそれぞれ1時間弱位はかかりました。ラッキーだったのはこの日は天気が良かったことで、もし雨が降っていたり風が強かったりしたら、立てるのも片づけるのももっと大変だったと思います。

例えば1泊2日のハイキングだったら事前に天気予報を見て、天気が悪くなりそうな場合に別の日程に変更することもできると思いますが、2泊3日やそれ以上の日程でのハイキングとなると、その日程のうちのどこかで天気が悪くなるのは避けられないでしょう。

海外でのテント泊に向けての対策

今回の練習の結果を踏まえて、まず体力面の不安を解消できるように十分な体力をつけたいと思います。ただ、重い荷物を持って歩くときに必要な筋力と体力を鍛えるのは一般的なジムでのトレーニングでは難しそうなので、鍛えるためにはやはり実際に重いものを持って歩いてトレーニングするしかないかなと思っています。

それから、寒さ対策は万全にすべくシュラフはできるだけ高性能のものを手に入れようと思います。ただ、防寒性の高いシュラフはその分、重量も増えるのが悩ましいところです。

また、できれば雨の中での設営及び撤去にも慣れておきたいところですが、そのために天気の悪い日にわざわざハイキングに行くというのはなかなか憂鬱なので、そこは何か良い練習方法を考えたいです。

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