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第2回“松阪偏愛ツアー“日記
「出発進行〜ポッポー」の合図で始まった“松阪偏愛ツアー“。今回も満員御礼、天気も最高。
何も知らない人には何も伝わらないかもしれないけど、そもそもそんな人は読んでもいないので勝手書いた“勝手日記“のはじまりはじまり〜。
いや楽しかったな。1回目と同様、最初に配られた我らが松阪の誇り“あら竹のモー太郎弁当“は相変わらず美味しかった。県外の人も多かったから知らない人もいたけど、みんなモー太郎に釘付けだよね。ツヤツヤ真っ黒。凛々しい牛の顔開けたら“ふるさと“流れるんかいっ。
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そんでもって2回目の今回のツアーはあら竹社長ぴーちゃん&娘のみーちゃんに加わりアコーディオン奏者いてるー。しかも国鉄時代からの現役運転手らしいしー。初めましての人たちの集まりたてに、アコーディオン弾いて歌ってくれるあら竹一族のエンターテイメントに感無量。“汽車ポッポ“を聴きながら駅弁食べて窓の外眺めてたら車窓かと脳が勘違いしそうになったね。いやそりゃさ、ノリノリの曲じゃないし、ゆーて会場もまだあったまってないわけ。そんな中このツアーを盛り上げようとしてくれたことが本当に最高。もう最高!参加者さんの胸に焼きついたね!少なくとも私の胸に焦げ付いたよね!
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お腹も満たされたらいざ旗振って町歩き。いつも車でビャーっと走ってる道をゆっくりゆっくり歩きながら「ここはこーゆーとこなんですけど、私はこう思ってるしこういう使い方してるんですよ。」って説明というか自分の中では当たり前のこととか、ツアーに向けて自分の住む町を改めて勉強したことを喋りながらガイドっぽいことさせてもらった。
旅に慣れた参加者さんも多くて私が逆に視点を教わったな。こっちがこうしなきゃ、あの場所も見てもらった方がきっと満足してもらえる、とか考えてアタフタしたけど、なんか途中から楽しくなっちゃって。全部回れなくてもいっか!1日じゃ等身大の松阪は案内できないできない。また来てもらおう!とか思ってしまった。
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松阪が生んだ江戸時代のスーパークリエイター本居宣長を知るべく記念館へ。相変わらず宣長さんへの愛たっぷり、学芸員さんのトークは面白い。この日は宣長と息子の春庭の展示がされていて、親子でしっかりバグった天才だったことを確認。2人が描いた地図はどれもこれもファンタジーで本当でユーモアに溢れていて、やり取りされた手紙はお互いの性格がとても出ていてクセ強め。笑 なんて可愛らしい親子なんだろう。
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偏愛ツアーも2回目ともなると町の人も慣れたもん。立ち寄った“丸中さん“というお肉と揚げもの屋さんも「はいはい、わかってますから、どーぞどーぞ何にします?」てなもんよ。アツアツ揚げたての“肉入りコロッケ“うまー。夕飯前でも関係なし。ほとんどの参加者さんが食べ歩いてくれた。
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伊勢参宮街道ってこともあってか和菓子屋さんが多く立ち並ぶ駅前。皆さんショーケースに並ぶお菓子にやられてつい入っちゃう。参加者さんが食べてた“モーちゃん饅頭“気になるな。今度行ってみよ。逆に教わる松阪の魅了だ。
なんの不自由もなく住みやすいとは思ってたけど、人にゆう程ではないと思ってた松阪という町。まさか自分たちの目線で20人もの旅人を案内して回る日が来るなんて。
第二章へ続く…
りえ