さて、移住とはなんだろう。 あの日、もうお酒なんて呑まないと誓ったのはなんだったのか? 今、ビール2本目で書いてます。舞い上がった文面にお許しを。 9月23日。夏か秋か。お天気に恵まれた暑いニッチャートラベル#6。 今回は“松阪偏愛これからの暮らし発見ツアー“と題し、予想より大きな観光バスに乗り込み、今まで駅から徒歩圏内を探索したツアーとは一味違った松阪の奥の方、飯南・飯高方面へ行ってきました。 まず朝9時に松阪駅に集合したニッチャートラベルスタッフと我々VACANTメ
昨日友だちから「なぁなぁリエさんが昔泊まったってゆーとった礼文島の宿って“桃岩荘“じゃなかった?NHKでやっとったんやけど、何ここヤバイ!ってなったんさ。」と連絡が来ました。 わたしがまだ21、2の頃の話ですが、一攫千金を狙って北海道に行っていたことがあります。人の話によると最北の島とも言われる“礼文島“に利尻昆布をひたすら干すという仕事があり、1ヶ月で100万ほど稼げると。今思うとそんな美味しい話はないのかなと思いますが、バカがバカに気づかなかったあの頃、わたしはもう飛行
立ち呑み屋をやるためここ最近立ち呑み屋さんばかり巡っている。 立ち呑み屋といえば居心地のいいカウンターの高さってのが重要。だいたいどこも同じと思ってたら店によって全然違う。ちょい低めのカウンターのところはだいたいもう一段前にあって、高めのところはそのまま厨房につながるところが多い。 1軒目は自分もしっかりしてるから低めのカウンターでもしゃんと呑んでいられるけど、3、4軒目ともなると高めのカウンターに肘とお腹をもたらかしたい。 これはどっちを取るかだけど、ベロンベロンの酔
素直すぎる人が苦手。 素直って素敵なことだとわかってはいるけど、すぎる人って狂気だと思う。 せっかく盛り上がっていた場面で唐突にちょっと笑いながら合ってそうで全く合ってない自分のエピソードトークを繰り広げてきたり、もう話も終盤、締めにかかってるのに「え?今からその話するの?長そうだけど大丈夫?もう相手の人ドアに手かかってるよ?」なんてことはザラにある。 あと、自分が素直なばっかりに相手のその場しのぎに気づかない。この空間のノリに気づかない。正しさはあなたにあるけれど、そ
姉の義理の母はとても話が上手できっとその辺の母世代ではぶっち切りで面白く話せる人なのですが、このあいだ最近の会社での出来事の話になりました。 義理の母はいろんなメーカーの部品のチェックをする仕事をしていて、顕微鏡が目に張り付いてしまうほどずっと覗いているので相当神経を使うし疲れるそうです。しかしコロナの影響もあって随分と仕事が減り、太柱だった取引先もなくなり、母のような年齢の方はかなり出勤も減ったといいます。という悲しそうな話もとても上手におかしく話すので全く悲惨感はありま
立ち呑み屋をしたいと思ってる。 えー立ち呑みってしんどくない?田舎の人は座りたいよ。という意見は今回ガン無視。 しんどくなるくらい長居しなきゃいい。 店と店の間。居酒屋→立ち呑み屋(15分)→居酒屋→立ち呑み屋(10分)→スナックでいい。もしくは一杯だけなら付き合ってやってもいいと言われた時寄るくらい。 やりたいと言っても私の立ち呑み屋歴は恐ろしく乏しい。東京の五反田で、岐阜の郡上で一度行ったことがある程度。でも覚えている。とても楽しい時間だった。 しかし私が毎日店に立つ
わたしはデザイナーかもしれない。 色の付いた大きなサングラスをかけ、奇抜な衣装に身を包み、ピッチリ揃ったおかっぱヘアーにしないといけない日もそう遠くはない。 服を作る人と出会った。確か去年。どうやって知り合ったか本当に覚えがなく、彗星の如くわたしの目の前に現れた彼女の名は“フジサキくん“。 地元はこっちだとはいえ、華の都大東京でバリバリやってた服職人が何故か、ほんとに何故かわたしの店の一角で店を始めることとなる。 大きなミシンがドカドカドカと店に運び込まれ、おーこれがプロ仕
お酒も料理も美味しくめちゃめちゃ好きな店がありまして。 雰囲気も落ち着くし洒落ていて、人気店でだいたいお客さんいっぱいでそりゃそうだわって感じ。 でもそんなことはどうだっていい。例えばお酒が薄くても、料理が全部冷凍食品でも、蛍光灯のダサい店内でも。いつ行ったってガラガラだっていい。私がその店に行くのはそこじゃない。大将と女将が全てだ。 しかし言っておく。酒も料理も雰囲気もめちゃくちゃいい。そして大将と女将ではない。誰もそうは呼んでない。 近頃よく飲みに行く。駅前は飲み屋さん
偏愛ツアーも中盤。我々VACANTが作った“松阪偏愛マップ““愛宕純愛マップ“に添って町中探索。 生活してると行き慣れたとこにしか足が向かず、目に入ってるはずの店も何にも気にならず知りもしなかった。参加者の方に説明しながらゆっくり歩いて初めて気付く松阪という町。んーなかなかいいじゃん。連なった店を覗きながら食べ歩きできてるじゃん。 京都や飛騨高山、福岡の屋台街や奈良の大仏、鎌倉小町通りに自転車で走る尾道。住むも訪れるも憧れの町。たとえば行かずとも何があるかは知ってるような有名
「出発進行〜ポッポー」の合図で始まった“松阪偏愛ツアー“。今回も満員御礼、天気も最高。 何も知らない人には何も伝わらないかもしれないけど、そもそもそんな人は読んでもいないので勝手書いた“勝手日記“のはじまりはじまり〜。 いや楽しかったな。1回目と同様、最初に配られた我らが松阪の誇り“あら竹のモー太郎弁当“は相変わらず美味しかった。県外の人も多かったから知らない人もいたけど、みんなモー太郎に釘付けだよね。ツヤツヤ真っ黒。凛々しい牛の顔開けたら“ふるさと“流れるんかいっ。
こんにちは。 旅前ガイド、最終章です。 和田金 明治11年創業。東京の料亭「和田平」で修行を積んだ初代、松田金兵衛が鍛治町(現・本町)に牛肉店を開業したのが始まり。 お客様の用途に合わせたお部屋でいただく、寿き焼コース・あみ焼きコース・ステーキセットなどがある。皇室の方やさまざまな分野で活躍の著名人も来店。時には文学の世界の方もいらっしゃるとか。その方からの名文を通しての感想の一文に「ちょっとあぶって色が変わるだけにとどめたところを金網からとって生醤油にひたして食べると口
こんにちは。 ぞくぞく続きます。 松阪もめん手織りセンター 三井家の跡地にあり、昔ながらに機織り機が軽やかな音を響かせ織られているのは「松坂嶋(まつさかじま)」と呼ばれる縞模様が特徴の綿織物“松阪もめん“だ。天然藍の先染め糸を使い、染め方で微妙な濃淡を表現できるためデザインは無限にあるといっていい。今でこそ東京で“松阪もめん“を着る人は少なくなったが、“江戸っ子を夢中にさせた粋な縞“と江戸時代大流行したそうだ。 ここ「松阪もめん手織りセンター」では松阪もめんの手織り体験も
こんにちは。 続きましてはこちら。 松坂城 蒲生氏郷によって築かれたお城。着工から約3年で完成させたとか。 明治10年の失火と明治14年の破却によって城内の建築物はないものの、安土城を上回ると言われるほど強固で美観という点でも非常に優れた石垣が残る。安土桃山時代に活躍した石垣造り集団“穴太衆(あのうしゅう)“によって造られたもので、先人の高い技術を目の当たりにすることができる。蒲生氏郷の美意識の高さを感じられるだろう。春にはソメイヨシノや山桜約300本が咲き誇り、市民や観
こんにちは。 第2回ニッチャートラベル×VACANT “松阪偏愛ツアー“が2月11日(土)開催です。1回目は1回目でみんな手探りなところもあり、それはそれですごく楽しかったのですが(私だけだったら土下座)2回目はもっと楽しんでもらいたいという思いから“旅前ガイド“なるものを書いてみました。あぁ今回旅する松阪はこんなとこなんだな、という予備知識を入れてもらい、当日は我々と偏愛目線で歩きましょう。そんなこんなでご拝読いただければ幸いです。私の真面目な部分出ちゃってます。 本居
・偏愛 特定の物や人に対して平等ではないカタチで愛すること。 ・ニッチ 壁の凹み、誰も気づかないような隙間。 第一回“偏愛ツアー“松阪編。 皆さまいかがでしたでしょうか。深まる文化に歴史。特産物や景色。まだ知らぬ松阪を発見できましたか? とかね、言っちゃって。建前はほどほどに。 楽しかったー それだけでもぉよくない? 集合時間。みんな遅れることなく、むしろ早い。MADOIに入り切らんばかりの大所帯。 1人で参加してくれた人が多く初めはぎこちない雰囲気。初めは。
明日はいよいよニッチャートラベル×VACANTの“松阪偏愛ツアー“実現の日。 どんな人とどんな所回るんだろうってみんな思ってるよね。 とそこでわたくしアドバイザーに扮し、明日を楽しむためのハウツーをお伝えします。 まずは我々VACANT。5人の集合写真をご覧いただき申し込まれた方には申し訳ないのですが、明日、VACANTのフェイス担当税理士くんは不在です。うちの代表でご勘弁ください。この企画が決まってから代表はせっせせっせと働きました。働くことが何より体に合わないタイプなのに