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滑舌矯正とは?

滑舌矯正とは、ズバリ「滑舌」を「矯正」することです。

滑舌矯正という言葉は、ヴォイスレッスンジャスが日本で初めて作った言葉でもあります。

作成当時は、音痴矯正がとても流行していたこと、また、歯科矯正があるならば、滑舌にも矯正があってしかるべき、ということで、命名しました。

その後は、「滑舌矯正」が一人歩き?し、色々な方に使って頂いている今日この頃です。

それでは、滑舌矯正とは何か、どのような方が必要かをご説明します。

滑舌矯正とは?

滑舌矯正とは、その名の通り「滑舌」を「矯正」することです。

滑舌を良くするための矯正トレーニングを行います。

「滑舌」は「かつぜつ」と読み、「活舌」と表記されることもあります。

元々、アナウンサーの方や、声優の方などが、滑舌を良くするために早口言葉を練習するなど「舌を滑らかに動かす」という意味で使われていました。

現在では、滑舌が良い、滑舌が悪い、などとして使われています。

滑舌矯正が必要な方の"Check!"項目

1、「さ行」や「た行」が言えない、
2、「ら行」が言いづらい、舌がもつれる
3、母音の「い」を含む「いきしちに」の特定の発音ができない
4、声や発音がこもる
5、声優、俳優、ナレーター、アナウンサーのお仕事で、言いづらさがある

このように、日常会話で聞き返されることが多い方や、「さしすせそ」など、そもそも発音がしづらい方、声優、俳優、ナレーター、アナウンサー等、声のお仕事をしているが、滑舌が悪く、仕事に影響がある方などへ滑舌矯正を行なっています。

発音のしづらさを改善する舌のトレーニング

滑舌が悪い、発音が悪いとお悩みの場合は、どの部分に違和感があるのかを明確に判断する必要があります。

「さ行」が言えない、という場合は、「さしすせそ」全てが言いづらいのか、「し」のみ言いづらいのか、「す」が言えないのか、を把握し、原因に沿った改善トレーニングが必要です。

さ行の発音は歯茎摩擦音の無声子音の「s」がポイントですが、息の量や息を出す方向など、細かい舌の位置の調整が必要です。

また、声優さん等、声のプロの方へのトレーニングは、日常会話以上に鮮明に音を出す調整が必要です。

さ行の発音理論は、下記でご紹介しています。

滑舌を良くすることはできるのか

答えは、簡単。
滑舌を良くすることはできます。

滑舌が悪い場合には、舌の位置、発音の位置に間違いがあるため、舌の形を整えトレーニングをすることで、滑舌を良くすることができます。

13年前から変わらずお伝えし続けていますが、単に「読む練習」や「早口言葉」の練習をしても、滑舌が良くなることはありません。

言い慣れることはあっても、発音の位置が間違っていれば、いくら滑舌練習をしても、発音は間違ったまま、ということです。

いざ、会話の時に使えないのは、発音の位置に間違いがあることが原因です。

滑舌矯正は、少し滑舌が悪いと感じる方から、発音がしづらい、発音ができない、舌がもつれる方など、発音や声にお悩みの全ての方に効果があります。

効果が少ない場合は、滑舌練習の方法を見直すべし

滑舌練習、発音練習は、正しいトレーニングを行なっている場合には、必ず効果があります。

もし、現状行なっている練習方法で、効果が少ない場合には、練習方法を考え直す必要があります。

正しい位置で発音ができた時には、発音がしやすいと感じるもので、適切な滑舌矯正を行なった場合には、1回のトレーニングでも効果がでるものです。

トレーニング後、「一生、この発音の仕方だと思っていたので、治ると思っていなかった」と涙される生徒さんもいらっしゃいます。

会話をする度に、発音のしづらさを感じるのは、とても大変なこと。

もし、滑舌が悪い、発音がしづらい、と思った場合には、直すすべがある、と思って頂くことを多くの方に知っていただけたらと思います。

これからも、滑舌矯正で、お悩みの方の改善ができるよう、精進させて頂きます。

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