初心者「電気工事士」自宅のDIY①
「第二種電気工事士」の資格を取る
大学の同級生の中には、工業高校出身の数名がいました。彼らは電気工事士の資格を持っていました。ケーブルの外装や絶縁被覆を剥くためのVVFストリッパー(工具)は当時存在せず、電工ナイフを使って作業をしていたようです。彼らは練習中に血を流すこともあったそうです。当時は他人事のように聞いていましたが、それから40年経ち、システムエンジニアだった私が分野の異なる電気工事をすることになるなんて夢にも思いませんでした。
きっかけは大学のOB会で、還暦を迎える数名の先輩達が電気工事士の資格を取得したとの話を聞いたからです。また、子会社の情報システム部長になった時、会社が資格取得を奨励していて、その中には電気工事士の資格も含まれていました。そこで私は第2種電気工事士の資格を目指すことにしました。資格試験は学科試験(5月・10月)と実技試験(7月・12月)が行われますが、詳細な内容については別の投稿をしたいと思います。2022年9月から勉強を始め、2023年3月に第2種電気工事士の免状(免許証)を手にしました。
まずは、スイッチを変える
初心者ですから、簡単な工事から始めました。
①ほたるスイッチに交換(電気工事士の資格が必要です)
暗闇でもスイッチの位置がわかるように、オフにするとグリーンのランプが点灯するスイッチに交換しました。
②寝室の照明スイッチをリモコンに交換(電気工事士の資格が必要です)
ベッドの上からでも、間接照明のスイッチのオン/オフができるように、壁スイッチを取ったらリモコンになるスイッチに交換しました。
初心者の失敗①:調光するタイプを購入して取り付けましたが、照明側が調光に対応していなくて照明が点滅。そこで、調光しないタイプに変更しました。
③トイレのスイッチを熱線センサ付自動スイッチに交換
(電気工事士の資格が必要です)
以前は、人感センサー付きLED電球を使っていましたが、リフォームをした際に、トイレの照明はダウンライトになり、スイッチがトイレの中側に変わってしまい不便になってしまいました。そこで、スイッチを人感センサーに変えました。
初心者の失敗②:深夜はまぶしくないようあらかじめ設定した明るさで照明オン、同時に換気扇もオン、使用後に自動オフという『換気扇連動,ほんのり点灯』というタイプのスイッチを購入しましたが、ダウンライトが対応していない、換気扇の配線がよくわからないということ、照明のスイッチだけのタイプにしました。
④玄関ホールの照明を定時オンオフ対応に交換
(電気工事士の資格が必要です)
玄関や廊下は、人感センサー付きダウンライトが取り付けられていましたが、留守時の防犯対策として定時で照明オンオフができるスイッチに交換しました。留守番設定をすると、定時のオンオフをランダムにしてくれる優れものです。
⑤スイッチの「入/切」がわかりやすいスイッチに交換
(電気工事士の資格が必要です)
玄関にあるスイッチは、人感センサーだったり、周囲が暗くなると自動でオンになり、明るくなれば自動でオフになる照明になっています。
一部のスイッチは、オンすると赤色のランプが点灯する「パイロットスイッチ」が付けられていましたが、オンにすると緑色のランプが点灯する「ほたるスイッチ」と逆の動きになるので、紛らわしいです。そこで、全て「入/切」が表示されるわかりやすいスイッチに交換しました。
⑥スイッチパネルをネーム付きに変更
リフォームした後で、どのスイッチがどの照明か慣れなくてわからなくなりました。混乱するスイッチは、スイッチパネルをネーム付きに変更しました。ネームカードも売ってますが、パナソニックのサイトから自分で作成できるExcelファイルがダウンロードできます。
⑦スイッチパネル・カバーを色付きに交換
壁紙の色に合わせて、スイッチパネルやカバーを色付きに交換しました。
番外編
①風対策(電気工事士の資格が必要です)
リビングのスイッチから風が出てきていることがわかり、その対策グッズがあり取り付けました。一度、スイッチからケーブルを抜き差しがあるので、施工には電気工事士の資格が必要です。
②スタンドライト・フロアライトは、スマートプラグでコントロール
コンセントにつないで使うライトは、スマートプラグを介してつなぎました。定時にオンオフやスマートスピーカでのオンオフ、スマートフォンでのオンオフができます。
LED電球自身が、声やスマホでオンオフできるスマート電球もあります。
改めて色々なスイッチがあることを知りましたが、リフォーム前に調べておけば、無駄な出費や電気工事のし直しが必要なかったと思います。
スマートスイッチを含め、色々なスイッチを提案してくれるリフォーム業者や電気工事士のニーズはあるのではないかと思いました。
購入したスイッチが利用できないことも多々あり、勉強代を結構払いました。