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新しいことは『ぬる〜』と始めない?
心理士のshoukoです。
今回のテーマは、
「新しいことを始めようと思っても、なかなか続かない。そんな自分に自己嫌悪…」です。
先日、こんなことがありました。
2歳の次男坊。とにかく好奇心旺盛な子なんです。
だから、私が朝食を作っていると、「コンコンコンする~」って玉子を割るのを手伝いをしてくれているんですね。
そんな次男に、先日、味玉子を出したんですね。
すると、いつもの玉子と同じように割ろうと思った次男は、
「コンコンコンしようね~」と味玉子をはガッと掴み、まな板にぶつける。
…皆さんもお分かりのよう、割れないんですよ。
味玉子はすでに殻をむいてから調理しているので。
それでも、まな板にぶつけ続ける次男。
割れずに、プニプニ弾む玉子。
…急に動きが止まって、大号泣!( ノД`)
いつもと違うことが起こってパニックだったんでしょうね。
そんな様子を傍から見て私は、
いつもと違うこと、新しいことって怖いんだな~
逆にいつもと同じって安心なんだな〜。
それはやっぱり、本能だな~と思ったんです。
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ということで、「新しいことを始めようと思っても、なかなか続かない」原因の一つに”恐怖や不安”というネガティブな感情があると思います。
人って、良い悪い関係なく、新しい変化って怖いイキモノなんです。
なぜかと言うと、人(=脳)は、
”生きる”ことが一番の目的で活動しています。
だから、今までと違うことは、平穏を脅かしかねないことなんです。
だから、変化に対して、”恐怖心”を感じさせることで、身を守ろうとするんですね。
はっきり、恐怖心を感じない場合でも、脳は”いつもの状態”に自分を戻そうと働いてくれていたりします。
これは、脳がちゃんと働いている証拠なのですが、
この脳の性質が、新しいことに取り組もうとするときの壁になることも事実。
では、その脳の性質も踏まえて、私たちがどうすればいいかというと、
脳にバレないようにぬる~っと小さく変化していけばいいんです。
ぬる~っとですよ、ぬる~っと。
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例えば、今の仕事を辞めて、やりたいことを仕事にして起業したい!と思っている方がいるとしますね。
急に仕事を辞めて、明日から仕事に行かない!という風に大きな変化を起こすのではなく、毎日15分から副業を始めるために作業するとか。
大きな生活変化ではなく、脳が警告を出さない程度の小さな生活変化を起こしていくんです。
そして、その小さな変化、15分副業作業するだったら、それを徐々にぬる~ッと20分、30分、60分というようにコツコツ積み重ねることで、結果として大きな変化を起こすことができるようになります。
「行動が大事!」ってよく言われてることなんですが、これをここまで読んでくださった読者さんの中には、それができないから苦しんでいるって方もいると思うんです。
でも、変わることを、あきらめたくないという気持ちがあるのであれば、自分の性質にあった変わり方をしていけばいいと私は思っています。
だから、ぬる~っとがなんか心地よさそうと思ったら、まずはぬる~っと少しずつ自分が思う生活を手に入れていってみてはいかがでしょうか?