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産後うつで無職。何者でもなくなった私が、言語化心理士を名乗るようになるまで。

自分の「すき!」でビジネスをしている人を応援する言語化心理士のshoukoです。

今回は私の話をひとつ。

私には現在、6歳と2歳の息子がいます。
その息子の出産後、産後うつになりまして…。

心理士として病院で働いていた時、"産後うつ"は誰もがなるリスクがあるって理解してたんです。

でもね、実際、自分が2回目になった時、

「あ、私、もう心理士としてうまくやれないかも…」
「こんな私に、相談受けてもらうなんて、申し訳ない」

と思って、心理士としての復職を諦め私の中でひっそりと心理士を"引退"。
(*まさに、この感じがウツの症状。
ウツの中にいる時って、本当に自分の心と距離をおいた決断が難しい)

復帰予定のない育児期間に突入。

私としては、ママという役割以外での初めての
『何者でもない』期間


徐々に回復した後、
自分の条件に合った、心理とは全く違う仕事に就いたんですが、

心理士時代よりも、時間の余裕がある生活になったのに…

当時の私と新しい仕事のマッチングがうまくいかず。仕事ができない自分。

そして、空いた時間は、「やりたいことがない」。

ただ時間を消化するような行動しかできない。

そんな、何もできない、自分がつまらなすぎて、絶望。笑


それなら、空いた時間を少しでも充実させよう!と読書を始めたんです。

読書を始めると、自分の無知さを感じると同時に、
世界が広がっていく感覚に。

「家にいても世界が広がるってことがあるんだな」
って感動したことを今も覚えています。

でも、私の性格上、読んだ数日後には、本の内容を忘れている。読書したことを記録するために、見るだけで利用していたInstagram、noteで投稿をスタートしました。

投稿を始めたことをきっかけに、本の感想を友人と話し合ったり、シェアして一緒に実践したりするようになったんです。
そんな時には、ふっと友人が私に言ったことが、

「shoukoさんは言語化得意だね。心理士ってみんなそうなの?」

初めて言われて、『え?私って言語化得意なの?!』とびっくり。

だって、昔よく「言ってることがわからない。わかりやすく説明してくれない?」とか言われてたから。
(今でも、夫には言われるけどね…気を抜くとダメみたい笑)

でも、その「言語化得意だね」という言葉と
病院勤務をしていた時のカウンセリングで、患者様の言葉にできないモヤモヤを一緒に書きながら言葉や図にして整理していたという経験が繋がったんです。

そこから、
「私、内省したことを言葉でまとめるの好きだし。言語化は得意な方なのかも…?」と思うようになりました。

でもね、この時点でお恥ずかしい話、私、”言語化”について学んだことがなかったんです。
だから、ちゃんと学びたくて、本屋さんで言語化について書かれた本を見つけては、購入→読む。

その内容を起業している友人や、これから自分の好きなことをビジネスにしたいと思っている友人に話させてもらうと、その方たちが示し合わせたかのように、

「投稿の言葉どうしようってぐるぐるいっつも考えてる…」
「発信したいとは思うけど、うまく言葉にできなくて、やめたってなる」
「うまく説明したくてもできなくてつらい…」


と話してくれたんです。

私からしたら、自分の好き!をビジネスという形にできているすごい人たちが、言語化で悩んでいるということがびっくりで。

「何者でもない」期間を経験したことからこそ、私の自分の好きなことを仕事にできている人たちへの憧れを通り越した大尊敬があり、
その言葉を聞いて「もったいない!」と思っちゃったんです。

だって、本を読んだり、自分の経験を振り返ると、
言語化は持って生まれたの才能ではなく、スキルだと思うようになっていたから。

そこから、個人ビジネスをしている方とご縁をいただき、勉強会をスタートし、それが今の言語化サポートの活動に繋がっています。

その勉強会をスタートする前に、自分が言語化をどう思っているか整理すると…

私は”売るための言葉””人の目を引くキャッチーな言葉”を一緒に作りたいのではなく…
その人が、その人の心と一致する言葉を出してもらいたいこと、
そして、その言葉をタネとして育てて、その人しか出せない言葉で発信をしてもらうことを私は望んでいるとわかったんです。

その望みがはっきりした時、
「あ~、やっぱり私、心を大切にしたいと思ってるんだな。心理士やめてなかったんだな。」
って思ったら、なんか妙に納得したような、ほっとした感覚になって。
そこから、産後うつから回復して以降、初めて自分の中から”生きてるパワー”をジワジワと感じ始めました。

私は、カウンセリングなど心の問題と患者様と一緒に向き合う”心理士”という感じより、”言語化”を教えている人。
一方で、その言語化の考え方や組み立て方は心理士としての経験や知識をもとにしています。
そのため、言語化+心理士=言語化心理士と名乗ってみるかと思うようになりました。

これから、言語化サポートを通してメンバーさんに言葉を育ててもらっているように、私もコツコツと"言語化心理士"を育てて行きたいと思っています。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。
自己紹介にかえて。

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