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セーラームーンも来たかもしれない。港区立麻布図書館(1)┃りんとうずらの図書館さんぽ
麻布十番に勤めていたことがある。正確には一駅隣りの赤羽橋というエリアに。春は桜と東京タワーを眺め、仕事終わりに六本木ヒルズの映画館で映画を観て帰ったりした記憶がある。ほんの1、2年しかいなかったが探索のしがいのあるエリアだった。
今回のターゲットは、麻布十番駅の稲荷神社に近い出口から徒歩3分にある「港区立麻布図書館」である。
麻布十番といえば、セーラームーンの聖地。もしかしたら、アニメでも出てきたかもしれないと思いながら向かう。
ここに足を運んだきっかけは、当マガジンの企画会議の後、さっそく近場の図書館を見に行こうと、相方のりんちゃんが言い出したからだった。
「文喫 -bunkistu-」の窓際の席で、Googleマップで図書館を検索してみれば、2件のヒットがあった。ひとつは「国立新美術館」、もうひとつが「港区立麻布図書館」だった。図書館と検索して美術館が出てくるのは意外かもしれないが、美術館や博物館などの「館」と名のつく建物には専門書を集めた資料室(図書室)があるのだそうだ。こちらも別の機会に取り上げたい。
今回は美術館が休みだったので、麻布図書館を見学する事にした。
到着した図書館は、都会の雰囲気のビルに木材が映えるデザインだった。1階の窓ガラスは虹色に反射する模様が入った磨りガラスになっており、植栽の緑がよく映えていた。
入り口は正面に、白い壁に刷毛でビャッと描いたような鮮やかな模様があり、右手にまた鮮やかなライトグリーンに塗られたエレベーターホール。色が元気。そして左手に子どもを預けられる施設があった。5階まで続く吹き抜けの階段は、ガラス張りの壁に囲まれていて、外からの光が気持ちよくさしていた。窓には白い布がはられていて、眩し過ぎずいい感じ。
入り口だけで、子連れの親御さんは安心感があるだろうなと思った。
しかしですよ。
暇を持て余した、世間の喧騒から逃れたい大人が来るには、何かが足りない...!
きっと敷居が高く感じるかもしれない。
だってうちには子どもがいないし。
大の大人がプラプラ彷徨いてたら不審がられない?と、一抹の不安があった。
でも今日は、面白い図書館を見つけるというミッションがあったので、臆する事なくエレベーターのボタンを押すうずらであった。
次の記事に続く