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眠れないときのための執筆について
眠れないときはとりあえず手と頭を動かす.さっきまで本を読んでいたが,少し専門よりで,自分の興味からズレた分野の哲学の新書だったので,一旦休憩代わりに文章を書くことにした.読書は完全にインプットだけど,記事を書くのは指も動くし,アウトプットにもなるからね.
私は,とりあえず眠くなるギリギリまで,なにか作業をしていたい人間である.というか,そうしなけれ,眠剤を飲んでも眠れない.たぶん,日中の活動量が少なすぎる.毎日でかけたりランニングをしたりしたほうがいい.しないけど.作業とは具体的にはBlenderをなんとなく触ったり,ikscapeをなんとなく動かしたり,ウェブサイトをそれとなく整備したり……noteの記事を書いたり.まぁなんでもいい.読書がブルーライト的な理由で(後述)理想的だが,100%インプットであることで,上記4つに比べて,なんとなく身体的に疲れる気がする.あと首が痛くなりがち.
ブルーライトは良くない.そういうわけで今,ノートPCの画面が多少黄色みを帯びている.ブルーライト,正式名称「高エネルギー可視光線」はその名の通りエネルギーが高く,メラトニンの分泌を減少させ,本来睡眠前に,起こる生理的反応が起こらなくなる,らしい.
まぁ分かる.でも私のこの執筆の目的は,脳に負荷をかけ続けて,強制終了を狙う,というものなので特に気にしなくてもいい.でもたしかに暗い部屋で画面を見続けるなら,ブルーライトカットモードのほうが目が疲れない!気がする.
脳の強制終了というと大仰だが,日中に使わず残ったエネルギーを消費したいだけだ.どっかで限界が来て眠さに耐えられなくなったら寝る.本来の人間には自動的に夜になると脳の活動量が減る仕組みになっているが,私のそれが壊れているので,とにかく負荷をかけて,RAMとバッテリーをばんばん消費して,気絶を目標にする.健康には絶対良くないけど,眠剤飲んでも最近はそんなに効果を感じなくなってきた.いや,効果はある.眠りの深さ,朝の体の軽さは間違いないのだが,入眠がとにかく遅い.いや,こんなことしてるからだけど.
でもこれしないと寝れないし……とにかく!眠れないから文章を書いているんです.
特に書くことがないので,最近やってることを書くか.プレイリストの整理だ.ジャンルを問わず,気に入った曲を全部詰め込んだプレイリストが完成した.
曲順に意味はない.今もこれをシャッフル再生で流しながら書いている.流れているのはP-MODELの「MOMO色トリック」.あれ,もとはマンドレイクの曲なんだけっか.
平沢進はわりとずっと聞いてるしアルバムも私にしては結構買ってるアーティストだ.一番好きな曲はなんだろう……P-MODELだと「Speed Tube」「回収船」「ジャングルベッドI」「いまわし電話」あたりかな〜 平沢進名義だと「Sim City2」とアルバム「ホログラムを登る男」全部.あとは第6フォルマントの「コヨーテ」.核Pだと「巡航プシクラオン」「109号区の氾濫」,あと回=回はもう全部好き.そういえば一番最初に聞いた平沢進の曲は公式YouTubeにあがってた「遮眼太師」だったな.
他に最近ハマってる曲だと,すりぃさんの「別れ花」死別か破局を歌詞から読み取れるような気がするけど,なんか,「青春概念そのものからの離別」を聴いてると私の中でめっちゃ感じてしまう.
私は中学校のころの青春にずっと囚われている自覚がある.何をやっても,中3のときは楽しかった.中学のときのあいつがいれば.中学校に戻りたいってずっと高校以降思ってる.たぶん人生における青春の貯金を全部使ってしまったんだと思う.当時気付けなかったのが悔しい.私はただ,あのときの友人と喋りながら歩いて学校から帰りたいだけなのに.その友人たちはみんなそれぞれの,その後の人生を歩んでいる.私の精神だけが中学校に取り残されてる.高校も大学も中途半端に終わって,こんなにグダグダな精神になってしまった.
中学時代に戻れるけど,卒業式の日に死ぬボタンがあったら間違いなく押す.メリットしかない.
話題を変えようかな,方言の話,実家にいると,当然方言で家族と話している.東京にいるときは特に意識することなく標準の東京弁で話していた.
いや,そんなことないかも.以前東京の電気屋で店員さんと話していたら「もしかして東北出身だったりします?」と唐突に聞かれた.そんときはすげぇ恥ずかしかった……自分でも分からないところで,アクセントとかが違うのかなぁ.他人によく指摘されるのは「本棚」の発音.なんか違うらしい.
でも,よく考えたら別に方言で恥ずかしがる意味って無いな.むしろ日本語の多様性を感じれて面白い現象だ.柳田國男の『蝸牛考』を読んでみようと思った.
サピア=ウォーフの仮説というのがあって,言語ごとに,人の把握する世界観は大きく変貌する,という大胆な仮説.言語相対論ってやつね.個人的にこれの少し規模の小さいバージョンが方言でも起きているんだと勝手に思ってる.ウォーフの『言語・思考・現実』ではアメリカの先住民族の言語を取り上げ,それを西洋の言語と比較することで,時制や文法などから,ネイティブアメリカンが全く異なった時空間の世界観を構築していることを指摘した.
私の親は関西人に結構な嫌悪感を持っている.いわゆるノリやお笑いの概念が受け付けないらしい.これも関西弁と東北弁による世界観の捉え方の差異に由来する……べつにそんなこともないか.いや,無くはないだろうけど軽微だろうな.ちなみに,私もそんな親の教育方針によって,お笑いに全く興味がないし,本当に面白い漫才はサンドウィッチマンだけだと思ってる.
2000文字も書いてしまった.手癖の一言で片付けるには少し長いが,まだ全然だらだら書けてしまう.曲も10曲くらい聞いた.実は明日わりと早くから予定あるのに…… とりあえず一旦ここで終わろうと思う.わりと疲れた気もするし,何より日付が変わる前には寝たい.どうか私の快眠と即時の入眠をお祈りください.何に祈ってるかしらんけど.おやすみなさい.