フォロワー数と売上は比例しない?これからのブランドの『伝え方』#EC夜会
業務にてマーケティングだけではなく、ブランディングに関する仕事にも携わるようになりました。そもそもブランドって何だろう?と思ったため下記イベントに参加を決めました。
講師:Aura / 関口 あさみさん
TENT / 青木 亮作さん
ハイモジモジ / 松岡 厚志さん
モデレーター最所あさみさん
①ブランドとして情報発信する意味とは?
最初のテーマはブランドが情報発信する意味について。きっかけや活用しているSNSも3者3様でした。
関口さんはSNSで作品を公開するようになり、支持を受けやがて販売するように。販売は発信の先にあったようです。
最初はinstagramで、その後noteと併用。noteは深みを持たせて、instagramとは内容を変えて発信されています。
SNS活用において相性もあるかと思いますが、松岡さんはfacebook続かなかったようです。facebook年賀状であり、近況報告的な活用方法で使っているとのこと。
noteは継続していて、文章書くうえのノイズがないのが大きいとおっしゃっていました。
青木さんは一時期、Twitterをやめていて、理由溜めて撃たないと意味がないと思ったそうです。
情報発信の効果は?
松岡さんは、最初のバズきっかけで自分の認知度が上がった印象を持ったとおっしゃっていました。このバズは狙って作り、4コマ漫画でtweet。少し下手に見せることで親近感が湧くことを意識しました。
ヘタウマでも伝わるので、上手くなくてもいいといった部分は印象的でした。
関口さんは雑誌の取材を受けて、フォロワーが増えたそうです。
instagramでフォロワーが200~300しかいなかった時に取材依頼が来たのは驚きました。出版社の方も市場に出回ってないい人を探しているので、有名じゃなくても、自分の世界観を保ち続けるのが大事なんじゃないでしょうか。
青木さんは自分が発信するだけではなく、「発信しやすさ」を設計し、突っ込みやすい、いじりやすい導線は意外に大事とおっしゃっていました。
※後日青木さんがご自身で書かれたnoteですが、文中でもおっしゃっています。
②情報発信するときに気を付けたいポイントは?
SNSの使い分けが印象的でした。出た比喩として「Twitterは新聞、noteは会報誌」が挙がりました。
Twitterは広告もあれば、情報や社説も掲載されている「みなさん」の読み物。
noteは会報誌でどちらかというと「ファン向け」に近い印象。
Twitterとnoteを併用し、Twitterで言い切れなかったことをnoteで伝える使い方もあるようです。
また、そもそも「Twitterは交流する場所」と捉える事も出来ます。情報発信というよりもコミュニケーションである事を心がけているとおっしゃっていました。
発信ネタはどうやって考えている?
映画や本の感想。発信に使う時間は30分使わないぐらいで、5~10分ぐらい。日々の積み重ねによって、時間を短縮しているそうです。
他にも出ていたのは「ネタを考えようというよりは、気づきを書く感じのラフでカジュアル」「毎日書こうと思うと挫折するので、定期的に近い不定期を意識」だったりゆるく続けることがいいのかもしれません。
③情報発信をお商売に繋げる方法
フォロワー数と売上は比例するの?
一番驚いたのですが、登壇者の方全員が「フォロワー数と売上が比例する感じではない」とおっしゃっていたのが印象的でした。
フォロワー数よりも、エンゲージメントや反応数の方が売り上げやアクションという意味で直結しやすいのかもしれません。
また、瞬間的にバズったとしても、結果として消費され売上が落ちるくらいなら長く緩やかに上がっていった方がいいのではないでしょうか。
松岡さんの場合はそもそもKPIを設定していないそうで、「その先にいる人」を大事にしているそうです。数字を目標にすると、数字としてしか捉えなくなる可能性があります。
また、自分のフォロワー数が多いより、10人のファンの方に多く発信してもらえる事が大事になるそうです。ど
※画像めっちゃ下手でスミマセン、、
多くの人が発信する事で複数の全然違うクラスタに刺さり、その偶然性でバズが発生するケースがあるとのこと。
青木さんは、自分が作ったフライパンをオーブンで使えるとTwitter上で知ったそうです(笑)
印象的だったのはこちらも青木さんが「思想や考えを押し付けず、楽しそうにやる」とおっしゃっていた事。
現在、ブランドのストーリーを伝える傾向があるが、その振り戻しが来るか可能性があるそうです。
SNSを活用したブランドの伝え方において、多く学びました。
受け手視点を意識しながら、業務に活用したいです。
Twitterもやってます!