心中少女
「二人で一緒に死のうね」
そういったあの子はもう居ない私を置いて言った。いや私が見捨てたんだ。沢山沢山偽物の愛を貰った。代わりに私があげていたのは本物の愛だったのか。もうわからない
あの子も私も、きっとどこかで見た2人の少女が屋上から飛び降りる美しい姿に憧れていたんだろう
__私は死にたかった
一緒に死んで欲しかった寂しかった。2人なら怖くないと思った。
あの日、私が死のうとした日
あの子は来てくれなかった。
都合よく"恋人ごっこ"をさせられてただけだろうか
信じて待ってた私が馬鹿だったのか
お互いが最高に死にたい時じゃないとダメなのか
死のう死no
≪(大丈夫?)
≪(しんぱいだよ)
≪(死なないで)
"死なないで"なんて…
一緒に死のって言ったのに、
本当は死ぬ勇気なんてなかったんじゃないか
みんな勇気がないから一緒にとか言う
そんなんじゃいつまでたっても死ねない
私はその子を突き放した
もう会うことは無い。
数時間後。
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繰り返し