信越トレイルDay5
いよいよ最終日。
昨夜は静かにゆっくり眠ることができた。気温も涼しく初めて「シュラフ」を使った。今まではお腹にファサッとかけるくらい、無くてもよかった。
前回の日記
前日、ご夫婦とお話していたら、3時起きで9時過ぎの電車に乗るとおっしゃっていた。折角の休みに時間に追われるのも嫌だなと思い、僕は適当に起きて適当に変えると答えた。気ままに身支度を整えてテントから出る。
片付けるのに時間がかかるとは言っていたがまだいらっしゃった(笑顔)
ちなみに僕は結構早いと思う、テントから出るときにはもう中は片付け終わっている(ドヤ顔)
本日の行程は、
登り333m↑ 降り1,105m↓ 全長9.9km CT4時間 のほぼ降りの最終日。
ずっと降りだと、膝にクるから楽と見せかけてキツイ。登りより降りのほうが苦手だ。
ご夫婦は出発。
道中追いつくと思うし軽めの挨拶。
お気をつけて。
とりあえず、簡単な行動食を食べた。今
日もタッパーに水戻しでアルファ米を突っ込んでおいた。
トイレで己の分身達を置いて、いざ鎌倉。
ほどなくして、挨拶をしたご夫婦が戻ってきた(驚嘆)
聞いてみたところ、道を間違えたとのこと。
山頂もそうだが、「どこからでも集まれる場所」からの出発は道間違いが多いと思う。道の方角が行きたい方向に伸びてるといきたくなる。すぐにググッと道が曲がっているかもしれないのに(戒め)
一緒に歩くとお二人の邪魔になりそうだったのと、なんとなく一人で歩きたかったから、若干待って時間を空けてから結局5時過ぎに出発。身体の調子はすこぶる快調。強くなったもんだ(他人事)
すごくキレイだった。
チリンチリン。
熊鈴の音だけ小さく聞こえた。
通り過ぎるだけだと勿体ないので、ゆっくりと歩いた。
贅沢な時間だった。
このあと、ちょっとした山頂でご夫婦に追いついた。
やっぱり最終日も暑く、「暑いですね」と声をかけた。
言葉は少なめに、さよならをした。
またどこかの山で会いましょうね。と。
(なんか良いよね、これ好き)
何度もアップダウンを繰り返し、天水山を目指す。
ここがトレイル上の目的地。
日陰は涼しいが日向は暑い。
鬱蒼とした感じがなくなんとなく熊もいない感じがして、変な心配をしない分、気持ちよく歩けた。
こういうカウンターは押したくなるよね。好き。
交通量調査のバイトをしていたときは、
全く押したいという気持ちはなかった(我儘)
普段から足の使い方を気にしていて、立ち方、歩き方を改善してきてよかった。足本来の力が使えている証拠だ。お陰様でひらめ筋も立派になった。スタスタ歩ける。昔の人は草履で歩いてたのだから我々だって歩ける。栄養もとってるし。サプリ飲んでるし。おすし。
山頂でカロリーメイト(バニラ味)を食べて少しゆっくりした。
もう登りはないのか、あとは降るだけだな。
5日間が短く感じた。
いつまでも感傷に浸ってもしょうがないし出発。
名もなき山の山頂に向けて結構な急騰が現れた。
普通に「なんでまだ登るんだああああ」と叫んだ。
誰もないのはいいね。感情をむき出しにできる(獣の目)
時計を見たら、急げば9時の電車に間に合うことがわかり、ものすごい速さで駆け下りた。山頂にいたときは名残惜しいと考えていたのに、今は最速で駆け下りている。人間を感じる。そして結局時間に追われる(現実)
峠や林道に出ると笑顔になる。
「おわったぁ」と呟いた。
あんなに水がなくて苦労したのにあるところにはあるよね。
害獣避けに機械音で、
「バキューン、バンバン、ピリリリ、ウーウー・・・」と
バリエーション豊かな音が鳴り響いてた。
「おお、人の痕跡」とか思った(大げさ)
コンクリートが足に響く響く。
いままで土の上を歩いてたから、最後のコンクリート降りがかなりキツかった。なんにも吸収されない感じが全身に響いた。
9時の電車に乗る前になんとしてもジュースが買いたかったから、ごちゃごちゃ考えず小走りで降る。
住宅地が見えてきて、「久々の家だ〜」と思った。
一生懸命お仕事をしているところを遊びで山歩きしてきた男に挨拶をしてくれるなんて優しい。仕事。うっ。
時間は8時50分、ダッシュ!
ポカリをがぶ飲みして、少しお腹が心配になり、コーラは少しずつ飲んだ。
駅でぼーっとしていたら、おばあさんがきたので元気に挨拶。
終わったばかりでテンションが高かった。
チラ見されて、ガン無視された。
そう、これが現実。やっと帰ってきたんだ。
こんにちは辛い毎日。よろしくね(虚ろな目)
最後にYAMAPのスクショ
実際の行動時間は本当に短いものだった。
暑さだけが敵だった。
あとは足が痛くなる可能性があったので、結局これでよかった。
無事に歩ききることが目標だったから、無事に達成された。
残りの御苗場山までは、来年にでもしたい。
ありがとうございました。
おわり。
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