目指すは「現場・事業に寄り添う人事」1人目人事としてHR業務を立ち上げた話
2022年の1月にひとり目の人事として入社した森田さん。
採用活動を中心に給与体系・グレードの設計、新バリューに沿った評価制度の制定・運用など、新たな仕組みをどんどん構築されています。
また、今月からはCS業務にも参画するなど、事業を深く理解しながら貢献していこうとする姿が印象的です。
そんな森田さんの入社から5ヶ月経った現在をインタビューしました。
本日はよろしくお願いします。
それではまず、これまでのキャリアを教えてください。
はい、県内の大学を卒業した後、株式会社フレスタへ新卒で入社しました。
最初は水産部門の配属になり、店舗で商品加工や販売を経験した後、約5年間人事担当として経験を積みました。
主に行っていた業務としては、採用、評価制度運用、社内教育(研修の企画や資格取得の推進など)の領域ですね。働いていくうちに組織のマネジメントにも興味を持ったので、並行してMBAも取得しました。
そんな中、ステップアップを目指してウーオにジョインした流れです。
MBAも取得し、順調なキャリアを描いているように思うのですが、ウーオを知ったきっかけ、転職しようと思った理由を教えてもらってよいですか?
実はウーオの存在は2年前から知っていたんです。
前職でWantedlyを活用しようか検討している時に、どんな求人があるか調べてたんですが、その時、ウーオの求人は見つけてました笑。
スキルアップのスピードをグッと上げなければと思っていたタイミングで、たまたま人事の求人を見かけたことから、ウーオへの転職を本気で考えるようになりました。このまま今の環境で緩やかにスキルアップしていくよりも、このタイミングでチャレンジして、ストレッチしながら成長していきたい気持ちが芽生えたんです。
規模の大きい会社でバックオフィス業務を担当していると、どうしても数値管理する側面が強くなり、現場で起きている小さなことがどこか他人事になってしまうというか。。
事業の実態をつかむ感覚がどうしても薄れていくんですよね。そこにとても違和感があったんです。
「いま私が取り組んでいることって、果たして現場の人たちの為になってるんだろうか・・」と、常に葛藤している自分がいましたね。
どんな組織においても、文化の一部として社内政治みたいなものが存在しているので、そこをうまく切り抜けて、いかに自身のポジションを確立していくかを模索している方ってとても多いと思います。
さらに企業規模が大きくなるほど、業務フローやマネタイズが確立されていて「今回もこのやり方で、ミスなく遂行しよう」という意識が強くなるので、それも相まって、革新的な一歩を踏み出すことのハードルがとても高くなってしまうんですよね。
一方では人生100年時代と言われ、このままだと前職内ではとても重宝される人材にはなれるけど、果たして社外に出た時に通用するのかな、という危機感はずっと持っていました。
ウーオは広島本社なので、地元広島でスケールの大きな事業に取り組めることがまず魅力的でした。さらにスタートアップでひとりめの人事を任せてもらえるということは、経営にも現場にも近い距離で、ひとりで構築も運用もやっていくことが求められるので、大変そうではあるけど確実に成長できることはすぐに想像がつきました。
これはもう呼ばれてるんじゃ・・?と勝手に思って、即応募しました笑。
入社5ヶ月でさまざまな施策を実施されてますが、どんな事をやられてきたか教えてもらって良いですか?
はい、まずは人事制度の設計に取り組みました。
CIが更新されたタイミングでの入社だったので、「ビジョン・ミッション・バリューの体現につながる制度をつくる」という任務を最初に任されました。3月に評価制度が完成し、今は仮運用を行っている段階ですね。評価制度と合わせて給与体系・グレードの設計も完了しました。
採用については、認知をもっと獲得していくための採用広報の強化と、候補者に合わせた柔軟な対応、関係するメンバーをうまく巻き込んでいくことを徹底しています。直近でもWantedlyのイベントに登壇させていただいたりと、ウーオのことを多くの方々に知ってもらう取り組みを行っています。
また、各チームとは定期的にミーティングを実施して、各媒体やエージェントの求人チューニングを随時行っています。
あとは入社オンボーディングの仕組み化ですね。
今までは事務的な流れはできていましたが、業務面は各チームにお任せしていた状態でした。そこから業界理解に割く時間の割合を増やしたり、各チームで話す粒度を合わせたり、話す順番などを丁寧に整えたりしましたね。新しく入社した方が混乱しないよう、情報の交通整備を行ったイメージです。
なるべく受け身にならないオンボーディングにしたいので、この「情報の交通整備」は大切だと思っていますし、「何が分からないかが分からない」状態をいかに早く脱するかをポイントに置いています。
その中で大切にしてきたことや、印象的だったエピソードなどありますか?
どの業務もそうですが、まずは情報を整理しつつ体系化して理解を深め、その中から最適な打ち手を考え検証していくということを行ってきました。
人事は経営サイドの視点に立つことが重要とよく言われるのですが、私は現場や事業に寄り添う人事になりたいという想いを強く持っています。
経営サイドから見える視点と現場から見える視点を擦り合わせて、全体最適を実現する仕組みを作っていくことが求められると考えています。
印象的だったのは、評価制度を運用するにあたってあるシステムを採用したのですが、5社ほど他のスタートアップ企業の人事担当の方とお話をして、ウーオにフィットするシステムの選定を行ったことですかね。
採用に関しても、他社スタートアップの人事担当の方と定期的に情報交換を行っています。前職でのノウハウだけでは通用しない面も多いので、刺激を受けることができ、普段の業務にもすぐ取り入れています。
おぉ、すごいですね!気持ち面での変化などはありましたか?
成長したいと思って入社したとお話ししましたが、想定以上のスピードで成長できている実感がすごくありますね!
恥ずかしながら、入社当初は「人事面・採用面の業務は全て私が担当し、起きている課題は全て私が解決しないといけない!」と必要以上に意気込んでしまい、業務を抱え込んでしまったんですよね。
この時の大きな気づきが、「成果を出すことが最も大切であり、そのためにはもっとメンバーを巻き込んだ方が良い」ということでした。
ひとりチームですし、メンバーとの連携が、より密に、よりクイックに行えるようになったことは大きな変化だと感じています。
今月からCS業務にも取り組まれていますが、なにかきっかけがあったんですか?
今はまさに個々が広く業務を受け持つことができるフェーズではないかと思ったんです。
CSを兼任する事で、HRである私が事業をより理解し、現状や課題を具体的に把握できていることは、採用候補者に魅力を伝える時にも、良い組織づくりにつながる制度を設計する時にもとても有効です。
なので、CS業務の兼任は自分からやりたいですと提案しました。
上記の通り、メンバー連携が以前よりもより強固になっているので、ひとり人事でも面で課題に当たれる事は心強いですね。
なので、CS業務 / 採用ほかHR業務 の兼任も可能だと判断しました。
「現場や事業に寄り添う人事」であることは、メンバーの安心感にもつながると考えています。変に気負ったり業務に線引きをしたりせず、広くウーオの事業成長に貢献していきたいと思っています。
それと同時に、これまでは組織課題に対して根本的な原因に向き合わず、制度変更など自分が干渉できる範囲で、小手先の対応で「解決した」と思い込んでいたところがあったことに気づき、かなり反省しました。
果敢に取り組む姿勢を忘れず、引っ込み思案な性格や失敗への恐れは捨てて、起きること全てを楽しみながら組織をより良くしていきたいですね。
素晴らしいですね!質問の角度を少し変えて将来どんなビジネスパーソンになっていたいですか?
そうですね・・着実に歩んできたようで結構行き当たりばったりに生きてきたので、こうなりたい!という未来像は実は明確にはなくて。
自分が人事職としてキャリアを積んでいくなんて、学生時代は1mmも考えてなかったですし笑。
なので、これからも流れにうまく乗りながらキャリアの舵取りはしつつ、チャンスが来たら確実に捉えて、自身の経験値を高めていくことを繰り返していきたいです。
将来的には、ウーオに限った話ではないのですが、例えば新卒で希望の会社に入れなかったり、キャリアに悩んでいる人たちに対して、前を向けるよう背中を押してあげることができるビジネスパーソンになりたいなと思っています。
私も要所要所で失敗してしまった経験があり、折れそうになったことは何度もありますが、周囲の支えがあって乗り越えられたからこそ今があります。
世の中の、いわゆる勝ち負けや固定的な価値観に左右されずに、自分の人生を楽しく生きるためのアシスト役になれたら良いですね。
そのためには、まずは自分がロールモデルにならないといけないと思っています。
採用の成功や組織エンゲージメントの向上もそうですが、労務業務にももっとコミットしていきたいので、プライベートでは社労士の資格取得に向けた学習も開始しました。
そんな取り組みも行いながら、これからもウーオで圧倒的な実務経験を積んでいきたいですね。
ありがとうございます!
最後にどんな人と一緒に働きたいかを教えてください。
ビジョンへの共感・熱意があり、純粋に尊敬できる人ですかね。
まだまだ事業を作っていく段階なので、一筋縄ではいかないこともたくさんあり、課題も山積みという状況です。私はここの許容度がかなり低い状態で入社したので、正直最初は何度も打ちひしがれそうになりました。
でも、ビジョンに心から共感していて、目指す先の世界が素敵だなと思えるからこそ、打ち手を探そうとしますし、純粋に頑張れるんですよね。
あと一緒に働くメンバーの皆さんが本当に尊敬できる方ばかりなので、このメンバーで事業を成功させたいという気持ちが常に沸騰している状態で、だからこそ高いモチベーションをずっと維持できています。
インタビューの最後に・・ちょっと営業っぽくなりますが、ひとりでも多くの方にウーオの事を知ってもらって、双方が一緒に働いてみたいと思える方とお会いしたいので、Meetyのアドレスを貼っておいてください笑!