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ピエロ再び⁉️テリファー 聖夜の悪夢 感想
お久しぶりです。本田翼です。
『テリファー』
皆さんはご覧になったでしょうか。
オムニバスホラー『All Hallows' Eve 』から生まれた
狂気の白黒ピエロ アートザクラウンが殺戮の限りを尽くすスプラッターホラー。
私も初めて見た時、衝撃を受けました。
低予算ながらゴアゴアした描写は中学生のガキの心を鷲掴みにし、夢の中にすら出てきました。
そんな『テリファー』がまさかの
大大大大大出世‼️‼️‼️
まさかの全米1位を記録し、アメリカ人の精神状態を心配にさせたテリファーシリーズ最新作
テリファー 聖夜の悪夢
ネタバレ込みで書いていきたいと思います。
前作、終わらない惨劇から5年後、なんとか立ち直りかけたシエナをまたもやキチ○イピエロがどん底に突き落とす。クリスマスに魅了されたアートザクラウンが自分なりのクリスマスを実行する。
これもうジャックスケリントンだろ
そして今回からアートザクラウンの新たな相棒に選ばれたのは初代ファイナルガールのヴィクトリアさん、前作のラストでアートザクラウンを出産した立派なお母さんです。そんな母、ヴィクトリアが前作のリトルペイルガールに代わってアートの右腕を務めるわけですが、実はヴィクトリア乗っ取られちゃってるだけなんですよね。可哀想に😢
といわけでヴィクトリアもとい、リトルペイルガールが新たな器ことシエナショーを狙うわけなんですけども、正直キルスコアは完全に前作を超えてます。
シエナの話の合間にアートの惨殺コーナーが毎度差し込まれており、まるでNHKの教育番組のようにテンポよくコーナーが切り替わるわけ。
前々作の股裂や前作のベットルームのシーンを超えるキル方法をやっているわけだけど何かが違う。
そう、テンポが良すぎるのだ。
単純にキルスコアが増えてるのはいいことなのだが
サクサクと次、また次と人をキルしていくので、
股裂やベッドルームのような長ったらしい厭な拷問じみた殺人がなくなってるのだ。
まぁでもあの数のキル描写を長々の観るのはこっちまで気が狂いそうになるのでこのくらいがちょうど良いのかもしれない。
だが画面外で重要人物をキルする行為は頂けない。テリファーシリーズでは珍しい生き残りを画面外でキルするとはなんと言う冒涜。せっかくキルをするのなら画面外でしないで、長回しの拷問にして観客もどん底に突き落としてほしいものだ。
逆に言えば悪いところはそれくらいであとは完璧と言って差し支えはないだろう。
前作から思ってはいたが、シエナショー。キモが座りすぎてる。アートザクラウンから逃げるのではなく堂々と戦闘する姿勢。拍手を贈りたい👏
今作の新キャラ、シエナの叔母や姪のガビーもかなり肝が座ってる。ショー家の女強すぎる
ガビーは齢14にしてアートに一発お見舞いしてシエナを助け、叔母の最期の言葉は、「こいつらをぶっ殺しておやり。」覚えてはないが大体そんな言葉を吐き捨てて死んでいった。カッコ良すぎる。
カットの多用により唐突に始まったラストバトルだが、こんなに胸が熱くなるなんて。
アートザクラウン、可愛さ限界突破
怪力と愛嬌が取り柄のアートザクラウンもオープニングからフルアクセル。手始めに一家惨殺。子供だろうが容赦なし救いなし。これこそアートザクラウン
そんなアートだが、サンタクロースに興奮した様子を見せサンタクロースを蝋人形の館みたいなキルをしてトレードマークの髭を剥ぎ取る。
やっぱりジャックスケリントンだろ。
アートの一挙手一投足にスラッシャー映画のオマージュたっぷりで、スラッシャー愛を感じることができました。アートがシエナの横を通るたびに頭をぶっ叩いたり、おしっこした後手洗いしたり、食べた後の後片付けしたり、血でエンジェル作ったり、アートの可愛い行動に胸がドキドキしました、恐怖で。
あいつ、俺のこと見てたよなァ、目ェ合ってたよ
テリファー0で登場した、ナインスサークルも本格的に絡んできそうな今後、シエナ選手は戦う天使としてこれからも悪魔退治に勤しんでください。ありがとうございました。