「普通」の塩梅が分からない欠陥品
何をやっても「頑張りすぎ」「バテてるのではないか」「もっと気楽にやっていい」と言われる。
何をやっても、だ。
自分では頑張りすぎてる自覚など無い。無理もしていない。そう思ってるのに、周りからすると「頑張りすぎている」らしい。
よく分からない。
頑張りすぎてない、ちょうど良い塩梅というのが全く掴めない。
私は普通にやってるだけのつもりだ。
でも他の人には「やりすぎ」に見えるらしい。
どの程度ならば「やりすぎ」じゃないのかが分からない。
「頑張りすぎ」と言われる度に、人としての欠陥を責められている気分になる。
お前は普通の塩梅が分からない欠陥品だと言われている気分になる。
相手はこちらを慮って言っているだけに、悪いのは私の認識の方なのだと嫌でも思い知らされる。
私の80%は他人の120%らしい。
その40%の差を認識できない。
別に無理してるわけじゃない。
別に頑張りすぎてるわけじゃない。
自分ではそう思っていても他人の目にはそう映っていない、そのギャップが恐ろしい。
自分の異常性に気付けない。
頑張らない人生ってなんだろう。
amazarashiがこう歌っていた。
「死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きることに真面目すぎるから」
(僕が死のうと思ったのは/amazarashi)
真面目すぎない生き方ってなんだろう。手の抜き方ってなんだろう。
もう何も分からなくなってきた。
何をやっても「頑張りすぎ」「バテてるのではないか」「もっと気楽にやっていい」と言われる。
その全てを否定する。
私は頑張ってない。私はバテてない。私は気楽にやっている。
やっぱり「普通」になるなんて、私には無理だ。
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