見出し画像

息子が久々に風邪を引いた

息子、38.8℃で早退しました。明日仕事休めますか?

その日、平日休みだった夫からのLINEを見て、「そっか。息子大丈夫かな。でも仕事休みたかったし、いいや。」と思った私は、1年前と比べていろいろなものの見方が変わったのだろうか。

2日ほど前から息子は朝方に声がかすれたり、咳をしたりしていたから、そろそろかな、と予感はあったところの発熱。でも、4月頭に体調を崩して以来、2ヶ月ほどはほぼ保育園を休まなかったことになる。昨年度は、鼻水はデフォルト、お腹がゆるくなると決まって熱が出て、家では下がっても保育園に行くとすぐ上がる(そして帰ってくるとまた下がる)という1年間を過ごしていたから、それを考えると随分と丈夫になったものだ。

小さな子を持つワーママ(もちろんパパもだけれど)が、出勤しても保育園から呼び出される日々で仕事関係の人たちと保育園に頭を下げまわるとか、今日は熱出さないで!!って時ほど熱を出すとか、そんなあるあるは我が家も当然ご多分に漏れずで、もはや枚挙に暇がない。上司も「子どもを育てることは社会に対する仕事だから。」と口では言ってくれるけれど、「すみません…休みます…。」の電話が続くと「わかった。」までの「………」の間がどんどん長くなってくる。気まずさと申し訳なさと焦りを感じる一方で、子どもが体調不良の時くらい、仕事のことを忘れてゆっくり子どもといたいはずなのに、と仕事のことばかり考える自分への不本意さもあって、昨年度はよくモヤモヤしていた。医療機関への受診も、混みあうウイルスだらけの待合室で長時間待つのは気が進まないし、でも行かなかったら保育園のルールに反しているような気分になるし、何だかどうなっても結局モヤモヤする日々だった。

どうにかしてもう少し気持ちを強く持ちたくて、日常的に食べるものや生活リズム、睡眠についてなどいろいろ学んだ。その結果、身体も成長して体調が安定してきたところはあると思う。けれど今となっては、これまでの体調不良は「急な休みを想定して効率よく仕事ができない私が悪い」とか、「まだまだ小さい1歳から保育園に預けてまで私は働きたいのか?」とか、「保育園でうまくやれているだろうか。私は正直保育園にも復帰した職場にもなじめないぞ(泣)」とか、私の不安や思考がかなり反映されていたのかな、と思う。すべて自分がした決断のはずなのに、「でも」と「それじゃなかったんじゃないか」ばかり考えて、恐らく子どもにもめちゃくちゃ伝わっていたと思うから。
昨年度末くらいから、新しい人や考え方に出会うご縁がたくさんあり、その一つが、子の体調不良も見方を変えれば何か意味のあるもの、休むのは自分が休みたかったから、というものだった。なかなかすべてをそのように考えるのは難しいけれど、少しずつ割り切れるようになってきた。そうなると、自然と休めない日に子どもが熱を出して「どーーーしよーーー(/_;)」となることもなくなってきたし、子ども自身も保育園に対して総じて前向きになった。仕事も復職2年目になって1年間の流れがわかってきて、少ーーーーーーし余裕が出たから、「休みか。まあいいや。」になれたのかな、と思う。

ちなみに、今回の体調不良に関しては、保育園では38.8℃と言われたけれど、家ではさほど熱が上がらなかったので医療機関を受診せず、家での経過観察を選んだ。しかし、翌日私が「2日連続休むのは…来週会議があるし…いや休ませた方がいいんやけど…」と少々モヤモードで何とか熱の下がった息子を保育園に連れて行ったところ、担任の先生に病院に行っていないことにドン引きされ(笑)、できれば受診して今日は休ませてくれ、と言われたのであえなく連れて帰ってきた。経過観察を選ぶなら無理して連れていくのは違ったな。反省。そして私はどうももう少し休みたかったようだ。
そして、いつも行く激込み小児科は今日も張り切って1時間半待ちで、先生からは「何でもかんでも病院で検査しろって言われたらこっちもやっていけないよ!保育園はそんな風に言うけどうまいことやらないと!」とちょっと怒られる始末だった(笑)でも先生が言わんとすることに妙に納得したのも事実である。

そんなこんなで、息子はもういたずらをして走り回るくらいになったので今日からは復帰できそうである。私の方も、午後にずーっと片付いていなかった案件が一旦片付く(はずの)会議がある。息子はこれに合わせて復活してくれたのかな。

今週末は、夫の実家で法事があり、親戚にも会える。それを楽しみに、今週も頑張ろう。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?