夏の終わりの夏休み
1ヶ月半ほど前に明かしたこの夏の大計画。
先週、ついに実行してきた。
上記の記事で書いた、本当にその通りの旅程で。
1ヶ月以上前から上司に相談し、普段そこまで話さない部長にも1週間休みますと報告し(それも仕事のことで怒られた日に笑)、仕事をできる限り前倒しし、1週間起こりそうなことの引継ぎ資料を作って課内の皆さんに共有し
よしいける!と思ったら台風が接近してきて旅程を敢行できるか雲行きが怪しくなってヒヤヒヤしたけれど
蓋を開けてみれば台風は我々の旅に間に合わず、結果、お天気にもそれなりに恵まれた。旅の道中、仕事の電話メールも一度もなかった。
6泊7日、夫と子どもと駆け抜けた。最高の夏休みだった。
山の中の親子キャンプでは、普段オンライン上でしか会えない方々との対面を喜び、夜な夜な語り合った。子どもも初めてのお友達を前に思ったほど物怖じすることなく、よく寝てよく食べてよく遊んでくれた。
函館では急な坂道を、夫と二人で荷物と11キロの2歳児を抱えながらなんとか上った。子どもは初めて乗る飛行機と路面電車とロープウェイに大興奮だったが、とにかく歩かなかった。笑
夫は6年ぶり、私と子どもは初めて訪れた奥尻島は思いのほか天候に恵まれ、奥尻ブルーと呼ばれる透き通った海を目に焼き付けた。空も海も大地も本当に大きくて、ありきたりだけれど自分ってちっぽけなんだなと思った。
宿のオーナーさん一家が温かくて、夫共々あの島とあの宿にやっぱり惚れ込んだ。何としてもまた行きたい思い出の場所になった。
本当に、行ってよかった。もうしばらく、この旅の余韻に浸りながら過ごす日々が続きそうである。
そして、一見無理じゃないかと尻込みしそうな計画も、強い思いと入念な(?)下準備でちゃんと叶えられるのだとわかった。そういった意味で、自分を成長させてくれる経験になった。
当初奥尻島滞在中は本当にずっと雨予報だったけれど、それがほぼ覆ってくれたのも、私たちの念が通じたのかなとすら思っている。笑
そして2歳7ヶ月の息子は保育園を1週間休み、6泊7日一緒に巡ったのだが、
道中本当に機嫌がよかった。驚くぐらい大きな声が出るようになり、よくお喋りした。
初めて見る海に最初は驚いたようだったけれど、水中をゆらゆら揺れる昆布に興味を持って触ってみたり、最後には夫に抱っこをせがみながらだけれど「ちゃっぷんしたい!」と言い出すようになったり、自然に触れる楽しさもわかってくれたようで、親としてもとても嬉しかった。
記憶には残らないだろうけれど、息子の感性にいろんなものが届いてくれたなら、とても嬉しい。
旅を一緒に計画し、実行してくれた夫に、互いの職場の人たちに、旅でお世話になったすべての人に、そして息子に、感謝感謝である。
そして、旅をしながらいろいろなことを考え、何となく進みたい方向も見えてきた気がしている。これからも、こんな風に旅を続けられるような働き方を探っていきたい。
この旅で心に残った様々な瞬間については、また追って書きたいと思っているが、最後に一枚。
私たちの旅に関わってくださったすべての方々に、ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?