うつのトリセツ製作所

IT情報通信業界で三十年間勤務。十四年かけてうつを卒業。その間三回の休職、八つの病院、三つの治療法を経験。うつに対する社会的な予備知識の必要性を痛感。自分の体験から「すごろく図解」入りの「ガイドブック」「うつのトリセツ」を書き上げWebで公開。その続きをここnoteで書きます。

うつのトリセツ製作所

IT情報通信業界で三十年間勤務。十四年かけてうつを卒業。その間三回の休職、八つの病院、三つの治療法を経験。うつに対する社会的な予備知識の必要性を痛感。自分の体験から「すごろく図解」入りの「ガイドブック」「うつのトリセツ」を書き上げWebで公開。その続きをここnoteで書きます。

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サラリーマンのための ~ ウツの前、読んどきゃよかったこんな本

体験記の本編は、下記Webサイトにて公開中です(以下「本編サイト」と称します)。 ************************* ウツって、いつ治るの?何が原因なの?どうしたら治るの?なぜ再発しちゃうの?ウツの「上がり方」とは? 「すごろく図解」で貴方のウツを、ずばりナビガイド!今まで有りそうで無かった(?)「うつのトリセツ」です。 知らなきゃソンソン。知ってからウツになるのと、知らないのとでは大違い?!こんなこと誰も教えてくれなかったよ? ああ、ウツになる前にコレ知っ

    • 自分の「うつ」を他人に「隠している」あなたへ

      自分が「うつを発症している」と打ち明けるのを躊躇う人がいる。うつになるということは、何か恥ずかしいこと、恥じるべきことだとして引け目を感じることらしい。 ① うつは「恥ずかしくて言えない」病気なのか ここには二つの含意がある。一つは「うつは『弱い人』がなる病気だ」という前提だ。もう一つは「打ち明けることによって、自分のような『うつになった弱い人』を助けるように、相手に強要することになってしまうのではないか」という躊躇いである。 ② うつは「ドン引きされる病気」なのかでは

      • うつは「検査」じゃ分からない。

        うつの「客観検査」は出来るのか 「自分のうつの病状を検査ではっきり診断してもらいたい。特にうつが治ったのかどうかは、数値で診断してほしい」という人がいる。そんなことは可能なのだろうか。 その場合の「検査」とは一体何か。それはもちろん「客観検査」のことである。 ご承知の通り、うつの病状を判断する手段の中心は「問診」である。医師が質問し、患者が答える。その答えの内容によって診断する。つまり患者の「主観」を診断の対象としている訳だ。それではこのような「主観」を対象としない「客

        • うつは「わがまま」の「甘ったれ」か

          ① うつは「わがまま」の「甘ったれ」か以前の投稿では次のような意味のことを書いた。 「本人が内心で抱いていた何らかの価値観や価値。それが当人の周囲の環境と衝突して矛盾を生じ、挫折若しくは喪失することによって、うつ病は発症する。だから、この『内心の価値観と周囲の環境との衝突』を解消するためには、人生の環境として、当人の価値観に相応しい選択肢を選ばなければならない」 と。 そして、これに対しては、下記のような反論があるかもしれないとも書いた。 「自分の『価値観』は譲れないと

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        サラリーマンのための ~ ウツの前、読んどきゃよかったこんな本

          プロフィール

          【本編サイトでの自己紹介】【資格など】・アナログ第3種工事担任者(1987年) ・販売士2級(1987年―2003年) ・TOEIC:900点(1993年) ・実用英語技能検定:準一級(1996年) ・MCPCモバイルシステム技術検定: 2級(2005年) ・甲種防火管理者・防災管理者(2014年) ・安全衛生推進者(2014年) #自己紹介 #プロフィール #自己紹介

          うつは「一生、治らない」のか?(その3)―うつに「名医」はいるのか

          ① 「必殺」治療法はあるのか前回では「貴方の内心にあった根本的な矛盾と葛藤を解決しない限り、うつからは復帰できない」と書いた。 では、どうやったら「内心の矛盾と葛藤を解決する」なんてことができるのだろうか。 うつに対しては、投薬療法、認知行動療法、精神療法、リワークプログラムなど、様々な治療法が提唱され実行されている。あなたはどれを選べばいいのだろうか。 こんなつらい病気とは、さっさとおさらばしたい。出来れば一番早く治り、一番有効で確実な治療法はどれなのか。それを知りた

          うつは「一生、治らない」のか?(その3)―うつに「名医」はいるのか

          うつは「一生、治らない」のか?(その2)―治らない「理由」とは

          ①なぜ、うつは「治らない」のか。 前回の投稿ではこう書いた。 「自分のために『環境を選択する』などと言うのは『言うは易く行うは難し』だ。そうそう簡単に出来ることではない。そんな答えは現実的ではない。だからこそ、みんなうつで苦しんでいるのだ」と言う反論があるかもしれない、と。 なるほど。家族に対して扶養義務を負い、ローンで借金をしている場合などは、特にそうかもしれない。新しい仕事を「選択」したところで、従来と同様の収入が得られる保証はない。自分の人生の選択が他人の人生にも

          うつは「一生、治らない」のか?(その2)―治らない「理由」とは

          うつは「一生、治らない」のか?(その1)―うつは「一生モノ」なのか

          ①「うつは一生モノ」なのか?「うつは一生、治らない」と断言する人がいる。或いは「うつは一生モノ」だとか「残りの人生をかけて、うつとは一生涯つきあうしかない」などとも。本当だろうか。 前回ではこう書いた。「本人が内心で抱いていた何らかの価値観や価値。それが当人の周囲の環境と衝突して矛盾を生じ、挫折若しくは喪失することによって、うつ病は発症する」と。 なるほど。「三つ子の魂、百まで」という言葉もあることだし、「本人が内心で抱いていた何らかの価値観や価値」などは、そうそう簡単に

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          「うつは『繊細すぎる人』がなる」のか?

          ① 「うつって、要するに『繊細すぎる人』がなるんでしょう?」という質問「うつって、要するに『繊細すぎる人』がなるんでしょう?」と真顔で聞かれることがある。時には善意に満ちた笑顔で。この質問には、ちと答えに困る。 なぜならこのような質問してきた人は、実は予め答えを自分で決めているからである。「繊細すぎる人」とは、どういう人なのか考えてみよう。その人にとっては「繊細すぎる人」とは「ちょっと『変わった人』」である。まあ「変な人」とまでは言わないが。 では「変わった人」の反対語は

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