子供の習い事は気楽に。やめ癖なんてないし、いつでも再開できる。
10代~20代前半にかけての不調から学び、私の価値観はだいぶ独特のものになったようです。
それは、子育てにも少なからず反映されていると思います。
つい最近、子供(小2)がバレエを習い始めることになりました。
学校で仲の良いお友達が誘ってくれたのが良いきっかけになり、見学に行き、そのままとても気に入って始めることとなったのです。
私は、子供の習い事に対して、最低何年は続けるなどのルールは設けておりません。
辞め癖がつく、というのも嘘だと思っています。
なぜなら、人間は一生をかけて成長する生き物で、習いごとというのは子供の時の短い期間で考えるものではなくて、生涯をかけて楽しんでいけるものを見つけるものだと思うからです。
実際、4歳の頃にはピアノを一時期習いましたが、
だらだらしていてレッスンにならず、数か月でやめました。
が、1年生になってから、これもお友達の影響があって再開し、
今は練習量は少ないですが細々と続けています。
練習が少なければ当然上達が遅いのですが、
私自身ピアノにはじまり中学からはバイオリンを10年ほど、つい1年前からオーボエを習っていますが、完全に細々と練習しているので上達は牛歩です。
それでもゼロよりは楽しめるということで
割り切って
続けています(先生や嫌かもしれませんが、、、、)。
音楽とのつきあいかたは人それぞれであり、技術を高めるべくストイックに練習するもよし、自分が楽しめる範囲でたしなむもよし、ただ自分なりの音楽観っていうものを作っていくのが良いんだと思っています。
そうすると、大人になってからの新たな挑戦にも結びついていくことでしょう。
ちなみに、私は眼科医なので、医師としての立場で習い事についてを考えると、
子供(小学生~中学くらいまで)の場合はストレスにより原因不明に視力低下することがあるのですが、結構この場合に習い事が多すぎることが背景に隠れていることがあります。
人間なので、余裕(スラック)が必要なのは大人も子供も同じなのですが、昨今では学童保育がわりに毎日習い事を入れるなど、ご家庭の事情で子供が忙しくなるケースも多いと思います。
我が家も、どうしても平日は学童保育に頼り、休日にやりたい習い事を入れていると忙しくなりすぎてしまいますが、
子供の様子から「忙しすぎ」ないかどうかをチェックすることが必要です。
その観点からも、習い事は一度やめてもまた再開もできると気楽に考えることが大事だと思っています。
もちろん、プロをめざすような本気のお稽古と、趣味の範囲とはまた違うでしょうが、
趣味の範囲や体力づくりのためのものなどは代用が効くのではないでしょうか。