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烏梟
2021年10月27日 19:24
宮沢賢治の詩、風景観察官
烏梟(うきょう)
風景観察官あの林はあんまり緑青を盛もり過ぎたのだそれでも自然ならしかたないがまた多少プウルキインの現象にもよるやうだがも少しそらから橙黄線を送つてもらふやうにしたらどうだらうああ何といふいい精神だ株式取引所や議事堂でばかりフロツクコートは着られるものでないむしろこんな黄水晶の夕方にまつ青さをな稲の槍の間でホルスタインの群を指導するときよく適合し効果もある何といふい