見出し画像

障害児と旅行に行く時に気をつけること[ゆっくり育児]その14

我が家の家族は旅行好きです。基本的には家にいるよりも、どこかに出かける方が好きなので、休日はだいたい外出をします。

特に旅行が好きで、色々なところに行って美味しいもの食べて温泉にゆっくり浸かりたい、と考えているのです。

しかし!
障害児がいると旅行も思った通りにことは進みません。

そんな障害児を抱えている我が家族が旅行に行く時に気を付けていることを書きたいと思います。

  1. 基本は車で移動
    自閉症のジローは多動のため同じ場所に長い時間座っていることができません。このため長時間座っている電車や飛行機は移動手段としては選択肢として無いのです。
    ホントであれば電車・飛行機が利用できれば移動範囲は広がるし、ドライバーの私の負担も軽減できるのですが、無理に電車・飛行機に乗せて癇癪でも起こされれば、他の乗客に迷惑をかけるかもしれません。
    他人に迷惑をかけないようにするには、自動車での移動の一択となってしまいます。
    (まぁ、車の運転は好きなのである程度はいいのですけどね)

  2. おねしょ対策が必要
    ジローは5歳になってるが、まだおねしょをする。寝ている間はオムツをはいて寝るのだが、起きる時にはオムツはパンパン。何回かオシッコをしてるようだ。オムツで防げれば良いのだが、たまにオムツから漏れる場合もある。このため布団にはお漏らしシーツを敷いている。もしオムツからオシッコが漏れても、このシーツが受け止めてくれて、布団まで濡れることはない。
    このため旅行の場合は、オムツの他にお漏らしシーツも持っていく必要がある。これが結構かさばるのだ。なので電車・飛行機などで移動した場合はこれらも荷物となる。大荷物になってしまう。
    こんなことも車移動を基本としなければならない理由だったりするのだ。

  3. お風呂は部屋風呂
    旅行といえば温泉に入るのが楽しみの一つであることは異論無いであろう。広い温泉にゆっくり浸かりたい。しかし多動のジローは服を脱いだり着たりすると、すぐさま逃げる!「ジロー!待ってて!」なんて言っても待つはずがない。同じ場所に居られないのだ!
    ジローの脱衣の時は自分は裸のまま。自分の脱衣をどんなに急いでも逃げるジローを追いかける前にいなくなってしまう。

    このためジローをお風呂に入れる場合は、ホテルのお部屋にあるお風呂を使う。ホテルの部屋風呂は大抵はユニットバスで、洗い場も風呂釜も狭い。が、ジローを洗って脱衣所で着替えさせて脱出されても、基本は部屋の中なので、妻が部屋で見てもらうようにしてます。
    肝心の温泉はジローが寝た後にゆっくりと、、、という感じで、何とか温泉も浸ることができます♨️

  4. 食事はビュッフェスタイル
    旅行のもう一つの楽しみは食事!宿泊するホテルの食事を基準にホテル選びをするケースも多いのでは無いでしょうか?
    しかしここでも多動のジローを基準に食事を選ぶ必要があるのです。
    コース料理を頼んで順番に出される食事に舌鼓、、、なんて余裕はありません!
    ジローは食事のテーブルに座ったらば、すぐに食事を開始しないと落ち着かない。スプーンをタンタンとテーブルを叩いたり、「あ〜」とか「いやだ〜」とか叫び始める。
    なのでいつ来るかわからないコース料理よりも、ビュッフェ形式ですぐに食べたいものを用意してジローに食べてもらわないと、多動の雄叫びが始まってしまう。
    最近はビュッフェとは言え、とても美味しく種類も豊富に取り揃えているホテルがあるので有り難い事だ。

このように障害児のジローと旅行するには、色々な制限が発生してしまう。正直、ジローを連れて旅行することは、他人に迷惑かけてないか?と常に緊張感持って気にしているので、気疲れをしてう。
でもジローは大切な我が子である。ジローが楽しんでもらええれば良いのである。家族が楽しんでもらえれば良いのである。
ジローもおでかけは好きなようで、旅行に行くと道中はニコニコしてる☺️
妻も長女のサキエも楽しそうにしている😁
ジローに障害があるからと言って大好きな旅行を億劫だとは思わない。面倒だと思うよりも、旅行に行ったことによって思い出ができるし、家族の結束も強まる。

色々と制約の多いジローとの旅行だけれども、これからも面倒な部分をちゃんとやりながら旅行を名一杯楽しむような工夫をしていければ、人生豊かになるなるのだろうと期待して、次の旅行計画を練るのです。

いいなと思ったら応援しよう!