電子書籍の良さを知ったお話
まえがき
こんにちは。茹だるような暑さが続く今日日、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
プロフィールにあるように私はナポリの男たちとCrazy Raccoon(以下CR)の皆さんが好きで応援しているのですが、CRにはファンクラブのようなものがありまして、DMMプレミアムに登録するとグッズの先行販売に参加できたり、独自番組の視聴ができたりなどいろいろな恩恵を受けられるようになっています。
そしてたまたまDMMのページを開くと、DMMブックスがセールをしているという旨の広告が流れてきました。そういえば数年前、DMMブックスは破格のセールをして話題になっていたな……ということを思い出し、いそいそとDMMブックスのページに飛びました。
すると、初回限定で90%オフ(上限2000円)のクーポンが配布され、しかもポイント還元分お得に買えるセールをしていました。この時点で見事に購買意欲をそそられた私は早速本を物色。
色々見るとラノベ、漫画などは充実していますが、一般的な小説はあまり充実していませんでした。最近の話題作だとランキング上位にいるのは凪良ゆう先生の『汝、星のごとく』、逢坂冬馬先生の『同志少女よ、敵を撃て』など。そのほか児童書も充実していたので、懐かしい作品を買おうかなと思うもそういった話題作や思い出の詰まった小説は紙の本でいいかな……といまいち購入に踏み切れず。
じゃあ、どんな本を買おうかと悩んだ私は、本棚に並べにくい本を買おうと思い立ちました。いわゆる家族には説明しにくく見せづらい類の本です。
そういうわけで中学生の時にCDの形で出会って、その繊細で豊かな感情描写に一気に虜になった崎谷はるひ先生の本を購入することに決めました。私の好きなシリーズは刊行されてから年が経っていて、いつもオンラインショップでは取り寄せ状態で店頭でも見かけなかったからこれまで購入までには至らなかったのですが、ずっといつか手に入れたいと望んでいた本たちでした。
そして上限2000円と持っているポイント内で買おうとしたものの、いつの間にか勢いで全冊買っていました。どうして……。
本題
購入して早速DMMブックスのアプリをダウンロードし、本を読み始めました。DMMブックスはシリーズごとに本をまとめてくれるし、レイアウトも見やすく、使い方もシンプルで大変快適です。
そして、蒐集癖があり、本の香りや手触りが好きな私は今まで断然紙の本派だったのですが、電子書籍を使い始めてから初めて電子書籍の良さに気がつきました。
圧倒的に文字にアクセスしやすい……!
私は持病を患った関係で、昔に比べてめっきり読書量が減りました。それは作品を受け止める心の器に余裕がなくなった、長時間文字を追うのが難しいといった理由の他に、本を開いて読むということへのハードルが上がっていたからでした。
本棚から本を取り出して読む、その簡単な動作すら今の私にとっては負担で億劫に思えるものなのです。そして私の中では本を読むということはどこか神聖で特別なことでした。背筋を伸ばしてちゃんと本と向き合いたい、その思いがかえって私を本から遠ざけていました。しかし電子書籍はベッドに寝転がりながらでも、暗闇の中でも、いつでもどこでも簡単に文字にアクセスできる。ちょっと文字が読みたいなと思ってpixivで小説を漁るのと同じ感覚で本が読める。革命でした。
真夜中までベッドの上で本を読みふけった体験は久しぶりで、なんだか懐かしくなって胸がじんわりとしました。こんな私でもまだ本が読めるんだって。それは欣喜雀躍の喜びでした。
というわけでなんとなく電子書籍を使うのを躊躇している方、電子書籍は貴方を本から遠ざけるどころか、本との距離をぐっと縮めてくれます。おすすめです。
あとがき
ここまで読んでくださりありがとうございました!この文章があなたの背中を押す一助になれば幸いです。良い読書ライフを~!