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【言葉狩りと言う勿れ】批判覚悟で訴えたい!「ほぼほぼ」にイラッとするから、せめてキャスターやラジオDJは使わないで。

「ほぼ」を二度続けて「ほぼほぼ」という言い方をしますよね。

私は「ほぼほぼ」に違和感を持っており、聞いただけでイラッとするので使ったことはありません。

しかしSNSで「ほぼほぼ 違和感」を検索してみたところ「ほぼほぼ違和感ないよ!」「ほぼほぼ違和感なくてびっくり」などと使われていました。

どうやら世間では「ほぼほぼ」が“ほぼ”定着しているようです。

「ほぼほぼ」の歴史

一説には1949年の国会会議録に「ほぼほぼ」という言葉が記されているといわれます。

公式なところでは、辞書の三省堂が選ぶ『今年の新語 2016』で「ほぼほぼ」が大賞に決定。辞書による「ほぼほぼ」の解説が紹介されており、その一部には次のような記述があります。

副詞「ほぼ」を繰り返したもの。「ほぼ」よりも話者自身の観点や期待がこもるぶん、話している方では度合いを高めているつもりでも、受け取るほうからは不安に思われる場合もある。

三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2016」公式サイト

ちなみに『今年の新語 2016』の第2位は「エモい」、第3位は「ゲスい」でした。

2018年11月には、NHK放送文化研究所の公式サイトで「ほぼほぼ」の使用について取り上げていました。

「ほぼほぼ」は、「ほぼ」を強調した言い方で、数量や程度が極めて完全に近い様子を表すと考えられます。ただ、言い切りたくないときの婉曲表現として用いられる場合もあるようです。また、「この表現を聞いたことがあるか」や「使うかどうか」には、年代差があるという調査結果もあります。放送のことばとしては、カジュアルな演出の番組でゲストが使うのは問題ありませんが、ニュースや報道番組では使わないほうがよいでしょう。

NHK放送文化研究所 「ほぼほぼ」って使っていい? 2018年11月1日公開

「ほぼほぼ」はどれほど受け容れられているのか

前述のように、直近のSNSで検索したところ「ほぼほぼ」を日常的に使っている人が多いように見受けられました。

一方、ネット上の書き込みでは2016年頃から「なんでほぼほぼって言うねん、ほぼでええやろ?!」や「ほぼほぼという言い回しが嫌い」、「ほぼほぼと聞くたびにイラッとします」といった声が出はじめています。

最近では2020年に「『ほぼほぼ』レベルで気持ち悪い表現、言い回しを教えて」という問いかけがあったり、2021年には「あたりまえに使われてるけど実は嫌いな言葉は?」「『ほぼほぼ』です」といったやりとりもあるように、一部からは違和感を持たれているようです。

私は言いたい。テレビやラジオではわきまえてほしいと

バラエティ番組などによる砕けた会話のなかで「ほぼほぼ」と使うのはまだ我慢できます。しかし、ニュース番組のキャスターやラジオパーソナリティーが報道以外の時間に会話する際、平気で「ほぼほぼ」を使っているのを耳にするとイラッとしてしまうのです。

「おいおい。そんなことでは、本来のあるべき日本語を使う人がいなくなっちゃうんじゃないの」と訴えたい。

「ほぼほぼ。普通に使ってますけど」、「そんな言葉狩りみたいなこといわなくてもいいじゃん」という批判があるのは覚悟のうえで書きました。

個人的な見解が多めな記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

参考のため、コメントなどいただけると幸いです。

#ほぼほぼ #言葉狩り #辞書 #NHK

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