河合隼雄『を』知らないけどかたらせてもろてよかですか?
「河合隼雄って誰?」
これから共同運営マガジン「河合隼雄『で』語り合う」に参加しようとする奴の言葉とは思えませんよね。
この共同運営マガジンにケンカ売りに来たのか!
って皆さんから怒られそうですが、どうせボロがでるのだからはじめにぶっちゃけときます。
わたしは「心理学」とか「哲学」とかに疎くて「ユング」や「フロイト」もかろうじて名前を聞いたことがあるくらいです。
河合隼雄さんにいたっては存在すら知りませんでした。
じゃあ、なぜ首を突っ込むのかっ?ってなりますよね。ごもっともだと思います。
因果でしょうか
わたしはプロフィールで【エンタメ万歳!】を謳っており、音楽関係を題材とすることもあります。ジョン・レノンや坂本龍一などは注目を集めますが、それに比べてアイドル系の記事は反応が芳しくありません。
たこせん枝瀬さんはアイドル、特にAKB48絡みの記事に共感してくれるnoterの一人です。
しかもジョン・レノンをリスペクトしているばかりかサザンオールスターズにも造詣が深く、勝手ながら親近感を覚えております。
その彼が「河合隼雄さんの大ファン」で「推しは推したいときに推せ!!」と意気込むのだから気になるというもの。場違いとは思いつつ、後学のために参加を決意した次第です。
共同運営マガジン「河合隼雄『で』語り合う」を立ち上げた枝瀬さんやならまち月燈さん、そしてあやのんさんをはじめ次々と参加されいてる人たちの記事を読みました。
河合隼雄さんの本を見たこともないわたしに書けることといえば「河合隼雄って誰?」しかない。冒頭の言葉は本音なのです。
しかし、わたしなりに「とてつもない人物」と直感したのも事実です。まずは枝瀬さんが紹介している動画『河合隼雄 - 現代人と心の問題』を3回視聴。さらに検索して『河合隼雄-京大最終講義 コンステレーションについて』も拝見しました。
書籍はまだ読んでいませんが、2つの動画から「因果」「繋がり」についての解釈が胸に響きました。
わたしがnoteというプラットフォームで記事を書き始めたこと。「AKB48」を通して枝瀬さんに親近感を持ったこと。枝瀬さんが河合隼雄さんを「推している」こと。わたしが全く予備知識のない「河合隼雄」に出会い、魅力を感じたこともまた「因果」ではないでしょうか。
もうひとつの偶然
まだ河合隼雄さんについて名前しか知らなかった10月初旬。わたしは次のようなことを考えていました。
人間は先人のありがたい教えを学んでもすぐに忘れてしまい、なかなか身につかないもの。「ありがとう」や「笑顔」の大切さを知りながらちょっと油断すると、不満をこぼしたり、しかめっ面をしちゃう。
仏陀や孔子といった聖人、あるいは修行僧なども常に沈思黙考している。伝記などによる情報からそんな姿が思い浮かびます。
「聖人や賢人でも悟ったことを忘れてしまうのではないか。自分のものにするには日々反復しなければならないのだ。反復するうちに新しい発想が生まれることもあるだろう」
そんな持論をいつか整理して記事にしたいとまで考えていたのです。
10月に入って、共同運営マガジン「河合隼雄『で』語り合おう」 が始動。皆さんの熱い記事に圧倒されつつ、河合隼雄さんの公演を拝聴していたところ、共感するところが多く何度も頷きました。
わたしは枝瀬さんとのつながりによって河合隼雄さんを認識したわけですが、もしかすると他にも「因果」(たとえば考え方だとか)が働いたのかもしれません。
枝瀬さんは河合隼雄さんの文章について
「内容が深遠で、どこか得体のしれないくらい大きな器を感じる」
「100%理解することは一生かけてもできないだろうが、これからの後半生をかけて少しでもわかるようになりたい」
と語っています。
わたしは、このマガジンを通して枝瀬さんが目指す1つ「既存の枠にとらわれない創造的な発想や柔軟な思考の秘訣」に触れられるといいなぁ・・・。
そんな風でほとんど受講生気分ですが、どうぞ皆さんよろしくお願いします。
※ちなみに記事タイトルにある「かたらせてもろてよかですか?」は福岡の方言で「仲間に入れてくれませんか」という意味合いです。