11月犬蓼と狗尾草の野原
朝日も朧に浮かぶ朝靄の中、あたりいちめんイヌタデとエノコログサの空き地は手入れの行き届いたどんな庭より幻想的でありました。て、このままにしておくわけにもいかないんだけど。
11/13、月の夜
雨上がりの、風の強い夜。
高速道路を降りたあたりから、月が目の前に見えたり隠れたりしていました。
それを追いかけながら実家まで。
11/14、崖がわの葛をほどく
今年もかたしの花は満開。
朝一にスズメバチがやってきてうんうん唸りながら蜜を集めていました。
スズメバチも蜜、美味しいんやね。
母が巨木になって良い木陰を作っている庭の山桃の木を切る、と言って
人を頼んでいました。
母の思いつきはいつも唐突で、ちょっと、ついていけない時がままあります。
私が世話をしていたお茶の周りに除草剤をかけたときも、そうで。
ただ、ちょっと、さびしいんやろうな、とも。
男の人が敷地内でキビキビ働く側で、母はずっと手伝いをしています。
なにをするか、よりもそうやって人と関わっている時間が必要なんかもしれない。
にしても、きるのかー。
とにかく母のすることは天災とおもうことにしております。一昨年は散々ぶつかったけど・・・
手伝いの方たちへの挨拶もそこそこに
私は庭に近い畑の手入れを諦めて(草だらけの畑についていろいろきかれるのは正直面倒)一番離れた崖側の草刈りに専念することに。
去年がっつりと除草剤をかけられ真っ黒になっていたこの辺りですが、むしろ葛は例年以上に勢いを増して暴れ回り、とにかく、私に任せて欲しいと母に何度も何度も伝え、さて、この葛。
一昨年と同じように、葛は絡まったそのつるを解いて解いて、根本を見つけ、根っこを切断ました。夏に土を守ってきたこの葛。生徒さんのお母さんがリースを作っておられるのを思い出して、百合の実と一緒に、少し持って帰ることに。
11/16 イヌタデ エノコログサ
翌朝は霧の中。
小さな草刈機をもって。
犬蓼がこんなきれいだったなんて。
そして、こんなに犬蓼のお花畑になるなんて。
一番奥の雑草地の草刈りをして、熊手で枯れ草を集めたら、その下から、スミレなどの小さな草たちがたくさん芽吹いておりました。
これのどこが草刈りしたあと?でも満足。次はもう少し綺麗に整えよう。
記事を書いていてわかったこと。
イヌタデ、エノコログサ。こんな字なのか。どっちもなにやら夜中に宴会やっていそうな字ですな。
さて、そろそろ東京のワークショップに気持ちを切り替えねば。