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Dream Diary XX

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むかし付けていた夢日記を元に、テキトーにでっち上げ加工をしたもの。
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#ビル

マラソンコースの下見の夢《Dream Diary 01》

xxxx年4月24日(x)  私は自宅のある町から山を二つ三つ越えた隣りの町に来ていた。今から家路に就くところだ。帰り道は近々参加するマラソンのコースと同じなので、下見にちょうど良いと思いながら、両側に家の続く海岸沿いの道を歩いて行く。海上遠くで小さな島や岩礁が、ハクセキレイのような鳴き声を上げて泳ぎ回っている。誰かが私と一緒に歩いているが、それが誰なのかは分からない。男性なのか女性なのかも、顔がぼやけていてはっきりしない。前方左手に熟成醤油ラーメンの看板が見えてきた。あれ

子供連れの母親の夢《Dream Diary 41》

xxxx年/06/10(x)  どこかの街中で、制服姿の若いOLが子供連れの母親に向かって何か話をしていた。子供は小学校高学年くらいの姉と、もっと小さい弟の二人だった。その母親の夫とOLは不倫関係にあり、OLは母親の前で彼女の夫の名前を平気で口にしていた。例えばマサオが‥とか、カズヒコが‥という風に。だが夫の実際の名前はピサヌチャイ・スワンミサカワンだった。話が終わるとOLは自分の職場のあるビルに帰って行った。すると母親と子供の三人は、そのビルの方を向いて並んで手を繋ぐと、

棺桶の女性の夢《Dream Diary 03》

xxxx年4月26日(x)その1  未来的な形態のビル群がキラキラと光を反射し合っている。私はそんな都市のビルの一室にいた。広いスペースの中央にまるで棺桶のようなジュラルミン製の直方体が置いてあり、その上蓋が音も無く開くと、中から女性がむっくりと起き上がってきた。メタリックなシルバーとグリーンのバトルスーツを身に着けた彼女は、直方体から出ると私の方に向き直り、ゆっくりとした足取りで近付いて来る。私の前で停止するかと思ったが、戸惑う私にお構いなく接近して身体を押し付けて来る。