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Dream Diary XX

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むかし付けていた夢日記を元に、テキトーにでっち上げ加工をしたもの。
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#女性

マラソンコースの下見の夢《Dream Diary 01》

xxxx年4月24日(x)  私は自宅のある町から山を二つ三つ越えた隣りの町に来ていた。今から家路に就くところだ。帰り道は近々参加するマラソンのコースと同じなので、下見にちょうど良いと思いながら、両側に家の続く海岸沿いの道を歩いて行く。海上遠くで小さな島や岩礁が、ハクセキレイのような鳴き声を上げて泳ぎ回っている。誰かが私と一緒に歩いているが、それが誰なのかは分からない。男性なのか女性なのかも、顔がぼやけていてはっきりしない。前方左手に熟成醤油ラーメンの看板が見えてきた。あれ

遊郭の夢《Dream Diary 38》

xxxx年/06/07(x)  夜。坂道を下って行くと友人のEがいた。Eは前方の、明かりの灯った二階建ての建物を指差して、あそこに行くといい事があると言った。しかし実際は、Eはすごく遠回しな言い方でそういう意味のことを言ったのだ。それはそれは遠回しで、まったく遠回し過ぎて、聴けば聞くほどいったい何が言いたいのかさっぱり分からなくなるくらい遠回しだった。Eの言いたいことが私に理解できたのは、彼が気が遠くなるくらい遠回しでしょうも無いことをダラダラ喋った後で、「Rumor sp

同級生S君の夢《Dream Diary 32》

xxxx年/05/27(x)  大型の宇宙船の船内で、大勢の女性達が沢山のお菓子と一緒に無重力遊泳をしていた。プカプカ浮かぶスイーツの中を、フワフワと上下左右に進んだり、斜め方向にクルクル飛び回ったりして、彼女達は皆何かが始まるのを待っていた。私も無重力遊泳をしながら、小学校時代の同級生のS君を探していた。色とりどりのスイーツをかき分けて、私は数人の女性にS君を見掛けなかったか尋ねてみた。彼女らは皆エクスタシーに達した表情をしていたが、S君の名前を聞くと急に顔をしかめたり、

或る女性の夢《Dream Diary 31》

xxxx年05月26日(x)  或る女性が床に腰を下ろし、背中を壁にもたれ掛けていた。元気の無さそうな表情の彼女は、私に向かってか細い声で何かを告げたのだが、どんな言葉だったのか思い出せない。私はしゃがんで彼女を横から軽くハグすると、あなたが好きだという意味のことを彼女に告げた。そういう意味のことを言ったのであって、はっきり「好きだ」と告げたわけではないが、私はいずれこの女性と一緒になるのだと思った。しかしその後すぐに、この女性には身体のどこかに欠陥があるという事を思い出し

女性レプリカントの夢《Dream Diary 14》

xxxx年05月06日(x)  未来都市の映像を背景に、二人の女性が横向きに並んで立っていた。「それではプロフィールを紹介しましょう」。あたかもテレビか映画のナレーションのような声が響き、その内の一人が回転して顔が正面映しになった。彼女は映画『ブレードランナー』に出て来た暗殺者の女性レプリカントだ。名前はゾーラ・サロメ。私は身の危険を感じ、もう一人の女性の顔を見たいと思った。たちまち回転して正面を向いた彼女の顔を見ると、慰安用レプリカントのダリル・ハンナだった。彼女は私に向

棺桶の女性の夢《Dream Diary 03》

xxxx年4月26日(x)その1  未来的な形態のビル群がキラキラと光を反射し合っている。私はそんな都市のビルの一室にいた。広いスペースの中にまるで棺桶のようなジュラルミン製の直方体が置いてあり、その上蓋が音も無く開くと、中から女性がむっくりと起き上がってきた。メタリックなシルバーとグリーンのバトルスーツを身に着けた彼女は、直方体から出ると私の方に向き直り、ゆっくりとした足取りで近付いて来る。私の前で停止するかと思ったが、戸惑う私にお構いなく接近して身体を押し付けて来る。私