【脱スマホ依存】やったこと・変わったこと
スクリーンタイムの変化
脱スマホ前:1日平均5時間
脱スマホ後:1日平均2時間
やったこと
スマホ依存の状態から抜け出すためには、極力スマホに触らない時間を増やすことを大切にしようと考えた。スマホでできるが、スマホ以外でもできることは多少の不便さがあったとしてもスマホ以外を使うようにした。
私がSNS以外でよく使うスマホの機能は電子書籍の閲覧と写真だった。これをスマホ以外のもので代替しはじめた。
Kindle paperwhiteを使うようにした
電子書籍はKindle paperwhiteを使用している。ただし雑誌や大きな画面で見る必要がある技術書などはiPadで見ることもある。
KindleはiPadなどに比べればもっさりしているのは否めないが、そんなにセカセカと本を読む必要もあるまい。モノクロであるのと光がまぶしくないので、夜でも刺激が少ないので睡眠にあまり影響しない。
iPadをベッドに持ち込むことは自主規制しているが、Kindleは毎晩のようにベッドで使っている。眠気がやってきたらスッと枕の下に置いて眠りにつくのがお決まり。
物理本を持ち歩くようにした
Kindleは便利で数千冊を持ち歩けるという読書好きとしては夢のような端末である。ただこの選べるということが時に集中力を阻害するということがある。特に少し読むのに骨が折れるような本を読んでいるときは。ついマンガを開いてしまったり軽いエッセイを読みたくなる。
読まなくちゃいけない本があるときは、それしか読む選択肢がない状況に自分を追い込む必要がある。そういうときは物理本のみを持って行くに限る。
写真はコンデジを使うようにした
写真はコンデジを持ち歩くようにした。もちろんiPhoneで撮る方が楽だし、荷物も減る。が、コンデジも悪くない。下手くそは下手くそなりに味のある写真が撮れる。最近はインスタントカメラも流行ってたりするし、味のある写真がエモいらしい。
私はソニーのコンデジ(RX100 Ⅳ)を中古で買っていたのを再び引っ張り出してきた。写真の保存や移行などがiPhoneに比べたら確かに手間なのであるが、それをどうするか悩むのもそれはそれで楽しい。
ダムフォン化するアプリを入れてみた
それでもスマホを触る機会は1日に何度もある。メールの確認、LINEの確認、認証系アプリを使うときなどだ。スマホのホーム画面というのは、カラフルで好ましい素敵なアイコンが並んでいて、ついついスワイプしたくなるように出来ている。それを絶つのだ。
このためにDumb Phoneというアプリを入れてみた。
Dumb Phone(ダムフォン)というのは「まぬけなケータイ」といったような意味合いで、要はスマホの対局にあるような電話とメッセージしか出来ないようなケータイのことである。SNSなどに辟易とした海外の若者に人気が出ているという。
で、このアプリはiPhoneのホーム画面をこのダムフォンみたいに低刺激なものしてくれるという。どんな仕組みなんだろうと興味をもって課金して使ってみたが、なるほどこれはウィジェット機能を使ってシンプルなホーム画面を実現しているのだ。
このアプリを使って、アプリの名前が字だけで表示された私のホーム画面ができあがった。文字のデザインも少しはカスタマイズできる。私はコントラストをかなり下げた目を凝らさないとアプリ名が見えないような真っ黒なホーム画面にした。
全然ワクワクしないiPhoneの爆誕である。素敵。
ルームフレグランスを使うようにした
iPhoneを手に取ってしまう瞬間。私の場合は仕事の合間に一休憩入れたい時だった。気分転換するための代替手段を色々考えた。ダイエットしたいのだからお菓子はダメだ、それ以外で私が癒やされるもの...いろいろ試した結果、無印のルームフレグランススプレーを噴射して匂いを嗅ぐのが今のところ一番気持ちがいい気がしている。
Apple Watchを使うようにした
このようにできるだけスマホを触らないように努力しても、やっぱり仕事関係の通知は気になる。来ていないか気になって触ってしまいついでにSlackの関係ないスレッドにも目を通してしまい、あっという間にスマホに吸い込まれていってしまう。そういうパターンが結構あった。
だからApple WatchにSlackやLINEの特定の相手からの通知のみを飛ばすようにした。自分宛にメンションされた時だけ、急いでチェックすればいい。あとは時間を決めて見にいけばいいということにした。
変わったこと
こんな感じで約2週間ほどが経った。変わったことがたくさんある。
家事が自然にできるようになった
驚くほどめんどくさかった食器洗い・洗濯物たたみ・トイレ掃除などの家事もろもろ。よしやるぞやるんだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ...と、やるまでに膨大な意志力と決意を必要としていたのだけど、これが全然めんどくさくなくなった。スッとできる。すごい不思議。
疲れなくなった
ぐったりとした疲れが無くなった。もちろん運動したりパソコン仕事したら体は疲れるのだけれども、脳と目が疲れてぼんやりするということが無くなった。余計な情報を摂取しないだけでこんなに違うのかと驚く。
ノートに手で書くようになった
食べたもの、読んだ本、いった場所などのログをノートに書き始めた。誰に見せるわけでもないけど、やったことをやりっぱなしにしないで一度思い出すだけでも、1日1日を意識的に過ごせている気がする。
本を読む時間が増えた
本を読むことはずっと好きだったのだけれど、スマホを持ってからは読み続けることが難しかった。ちょっとでも本から意識がそれた瞬間にスマホを持ってしまい数時間...。失われていた集中力が少しずつ戻ってきている気がする。
家族との会話が楽しくなった
家族のなにげない会話って、べつに常に超おもしろいわけではない。Twitterやインスタで知らない人の怒りや愚痴やゴシップを見続けていると、その強い刺激に慣れてしまって、こういったなにげない会話がつまらなく感じてしまっていた。もちろんちゃんと聴くようにはしてたけども。
今は子どもの話も夫の話も、ウンウンと聞いていることができる。すごく新鮮で、安心できる。
まとめ
脱スマホをして、2週間過ぎてやったことと変わったことをまとめてみた。 私は仕事ではずっとパソコンを使ってるし、ChatGPTだってたくさん使っている。技術の進歩が必ずしも全部悪いとは思っていない。 すごい勢いで技術が進歩していって助かる部分もたくさんあるし、携わっている人たちは本当にすごい。
するっと生活に入り込んできたスマホはすごい発明だと思う。 でも今回、自分はどう生活したいのかを考え、意識的にこの便利な道具をどう使っていくのかを考えていくのは、意外と楽しいことがわかった。自己決定権を取り戻した、そういう気分だ。