作業療法で革細工
2000年8月
治療が進んで、作業療法士の先生がついた。
OT(Occupational.Therapist)が何をする先生か、わからなかった。
OTの先生のあとについて、閉鎖病棟内から初めて外に出た。
他の患者さんとは違う、特別対応にドキドキ。
始めは簡単な牛乳パックを使った工作をし、
2つ目はより複雑な革細工。2つ折り財布の制作で、道具を使って革に形を彫る。
彫った革に色を塗って、保護塗料を最後に塗って、2枚の皮の縁を革ひもで縫い合わせる。
綺麗な模様を彫るために、道具の使い方、力加減等、集中力が必要。楽しく作業ができて、完成した時は達成感を味わった。
出来上がった財布は、退院してから、何年も大切に使った。
革細工、好きだなぁ。またやりたい。
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